2018年8月18日(土)

DD2号 ボンネットの裏 − インシュレータ貼り替え

先日、ボンネットの裏側を洗った のにはもう一つ理由がある。それは、ボンネットのサウンドインシュレータを貼り替えるためだ。DD2号には、写真1のようにボンネットの裏側にサウンドインシュレータと呼ばれる防音シートが貼られている。


写真1 サウンドインシュレータ

これはエンジン音の低減の効果もあるのだが、エンジンの熱によってボンネットの塗装が痛まないようにする断熱効果も狙っている。しかし、DD2号のサウンドインシュレータはエンジンの熱により縮んできており、特に上下に写真2のような隙間ができてしまっている。


写真2 隙間

このままでは、この隙間から音や熱が外に出てしまう。そこで、このインシュレータを貼り替えることにした。サウンドインシュレータはいくつかのプラスチックのピンで固定されている。このピンを抜くために、写真3のようにプラスドライバーでプラスチックネジを抜き取る。


写真3 プラスチックネジを抜いているところ

そして、写真4のように、内装剥がしでピンを抜く。


写真4 ピンを抜いているところ

写真5に抜いたピンとプラスチックネジを示す。


写真5 抜いたピンとプラスチックネジ

10箇所ほどあるピンを順に抜いていくと、写真6のようにインシュレータが外れていく。


写真6 インシュレータを外しているところ

すべてのピンを抜くと、写真7のようにインシュレータが外れる。


写真7 インシュレータを外したところ

外したインシュレータを写真8に示す。


写真8 外したインシュレータ

このインシュレータだが、新品を購入すると2万円ほどする。みんカラ等のサイトを見ると、ボンネットの裏に銀色の断熱シートを貼っているのをよく見かける。そこで、DDも銀色の断熱シートを貼ることにした。用意した断熱シートを写真9に示す。


写真9 断熱シート

この断熱シートは、厚さ10mm、大きさ100×140cmのもので、片面がアルミシート、もう片面が粘着面になっている。また、購入時に8cm×5mのアルミテープも付属していた。価格は2,679円(送料込み)であった。

写真10のように、この断熱シートを広げて、その上に外したインシュレータを置く。


写真10 インシュレータを置いたところ

そして、インシュレータを型紙のようにして、写真11のように油性マジックで切り取り線を描いていく。型を取るときにはインシュレータが上下方向に多少縮んでいることを考慮しておこう。


写真11 型を取っているところ

型が取れたら写真12のようにハサミで断熱シートを切っていく。この断熱シートはハサミで簡単に切れる。


写真12 ハサミで切っているところ

ハサミで切れたら、写真13のように断熱シートを裏がえして、剥離紙のある面を表側にする。


写真13 剥離紙の面

この剥離紙を写真14のように切っていく。この時、剥離紙のみを切り断熱シートは切らない。


写真14 剥離紙を切っているところ

写真15のように、おおよそ3等分しておこう。これは断熱シートをボンネット裏に貼り付けるときに、位置決めをしやすくするためだ。


写真15 3等分した剥離紙

そして、真ん中の剥離紙の上側を剥がし、写真16のように位置決めのためにボンネットの裏側に貼る。


写真16 位置決めのために貼ったところ

ここで、左右のバランスや上下のバランスを考えながらきちんと位置決めして貼る。位置が決まったら、順に他の剥離紙を剥がして、断熱シートをボンネットの裏側に貼っていく。

断熱シートを貼ったら、写真17のように断熱シートの端にアルミテープを貼っていく。これを貼ることで断熱シートが剥がれにくくなる。


写真17 アルミテープを貼っているところ

断熱シートの端は曲線なので、アルミテープを20〜30cmぐらいに細かく切り、端に合わせて順番に貼っていく。写真18にすべての端にアルミテープを貼ったところを示す。


写真18 アルミテープを貼ったところ

いい感じで断熱シートを貼ることができた。黒いインシュレータから銀色の断熱シートに貼り替えると、写真19のようにボンネットを開けたときの印象が少し変わった。


写真19 ボンネットを開けたところ

貼り替えてからまだ走行していないので、遮音性や断熱性等についてはわからない。ただ、ボンネットの開閉するときの音は少しこもったような音に変わったので、ちょっと期待できそうだ。



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