2015年11月20日(金)

DD2号 ブレーキフルードの交換 − 車検に備えて

DD2号はもうすぐ車検を受けなければならないので、先日クーラントを交換した。今回はブレーキフルードの交換だ。やっぱり、クーラントとブレーキフルードぐらいは車検ごとに交換したい。

以前のDD号(E34)はブレーキフルードのタンクがボンネットを開けるとすぐに見えたのだが、DD2号(E63)はエアコンフィルターボックスに隠れていて見えない。しかし、ブレーキフルード交換のためには、ブレーキフルードタンクへアクセスできるようにしなければならない。そこで、まず写真1の右赤矢印の長いクリップを外し、13mmのボックスレンチで右側のプラスチックボルトを90度左に回す。


写真1 エアコンフィルターボックス

すると、写真2のようにエアコンフィルターボックスを外すことができる。


写真2 エアコンフィルターボックスを外したところ

ブレーキフルードタンクは、このフィルターのトレイの下にある。このトレイは左右分割式で右半分だけを外せばいい。これを外すため、写真3のトルクスネジを外す。これはT-27サイズだ。


写真3 トルクスネジを外しているところ

そして、写真4の赤矢印で示すプラスチックのボルトを左に90度回す。


写真4 プラスチックボルトの位置

次に、写真5の細長いトレイを外す。これは手で簡単に外せる。


写真5 細長いトレイの位置

このトレイは写真6のような形状をしている。


写真6 細長いトレイ

写真7のように、エアコンフィルターのトレイの前方にあるゴムのストリップを上に持ち上げて外す。これは、右半分だけ外せばいい。


写真7 ゴムのストリップを外したところ

ここまで外せば、写真8のように右側のエアコンフィルターのトレイを外すことができる。


写真8 右側のエアコンフィルターのトレイを外したところ

この下には、写真9のブレーキフルードタンクがある。


写真9 ブレーキフルードタンク

ブレーキフルードの交換は、このブレーキフルードタンク内の古いブレーキフルードと各車輪のブレーキキャリパーまでのパイプの中に入っている古いブレーキフルードを新しいブレーキフルードに入れ替えてやればいい。

まずは、ブレーキフルードタンクから。タンクのキャップには、写真10のように液量センサーのコネクタが付いているので、これを外してキャップを開ける。


写真10 液量センサーのコネクタ

古いブレーキフルードは、写真11のように少し黄色く変色している。ちなみに、新しいブレーキフルードは透明だ。


写真11 黄色く変色したブレーキフルード

このブレーキフルードを写真12のようにして吸い出す。DDは10mlのシリンジしか持っていなかったので、これを使って何度もタンクの中のブレーキフルードを吸い出すのが面倒だった。


写真12 シリンジでブレーキフルードを吸い出しているところ

写真13のように、できる限りシリンジでブレーキフルードを吸い出しておく。


写真13 ブレーキフルードを吸い出したところ

タンク内のブレーキフルードを完全に抜き取るのは無理だ。そこで、タンク内の古いブレーキフルードは、各車輪のブレーキキャリパーまでのパイプ内にある古いブレーキフルードとともにキャリパーから押し出して抜く。そのため、まずは写真14のように新しいブレーキフルードを用意して、タンクいっぱいまで入れる。


写真14 新しいブレーキフルード

このブレーキフルードはDOT4規格のものである。古川薬品工業のもので、1リットル缶で810円だった。写真15のように漏斗を使ってこぼさないようにタンクに入れよう。

ブレーキキャリパーから古いブレーキフルードを抜くのは、ブレーキフルードのエア抜きと同じ要領だ。今回は、写真15のような新兵器を用意した。


写真15 ブレーキブリーダーボトル

このブレーキブリーダーボトルには、写真16のようなワンウェイバルブ(逆止弁)が付いたチューブがあり、ブレーキペダルを踏んでキャリパーから押し出されたブレーキフルードが、ブレーキペダルを離したときにキャリパーの方へ戻らないようになっている。これなら一人でブレーキフルードが交換できる。これはブレーキフルードとともに工具店「ストレート」で購入した。1,810円であった。


写真16 ワンウェイバルブ

写真17のように、ブレーキキャリパーのブリーダーボルトにメガネレンチをかける。DD2(E63)号の場合は、リアキャリパーが9mm、フロントキャリパーが11mmだ。


写真17 ブレーキキャリパーのブリーダーボルトにレンチをかけたところ

そして、写真18のように、ブレーキブリーダーボトルのチューブの先にあるアダプタをノズルの先に差し込む。


写真18 アダプタをノズルに付けたところ

後は、ブリーダーボルトを緩めてブレーキペダルを何度か踏めばいい。ブレーキブリーダーボトルのチューブは透明なので、古いブレーキフルードが出てきているうちは黄色いが、新しいブレーキフルードに置き換わると写真19のようにチューブが白っぽくなる。


写真19 新しいブレーキフルードに置き換わったとところ

ブレーキペダルを踏むとブレーキフルードタンクからブレーキフルードがキャリパーの方に送られるので、タンクが空にならないように常に注意しておくことが必要だ。また、4つあるブレーキキャリパーの順番は、基本的に遠い方から順に古いブレーキフルードを抜いていけばいい。すなわち、DD2号(E63 右ハンドル)の場合は、左後 → 右後 → 左前 → 右前の順にする。 

ブレーキブリーダーボトルさえあれば簡単な作業だが、ジャッキアップして全車輪を外していくのがちょっと面倒だ。タイヤ交換等の際に一緒にできれば効率がいいだろう。


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