2015年9月5日(土)

E36 ti リアクォーターウィンドウ開閉ヒンジの修理 − medama1goさんより

今回は、medama1goさんより、E36tiのリアクォーターウィンドウ開閉機構であるヒンジの修理レポートをいただいたので紹介しよう。まぁ、修理というよりは交換だ。


E34ならびにE36な皆さま、medama1goです。

先日、家内のtiのリヤ3面にフィルムを貼ったのですが、BMWの仕組んだ罠にはまり、リアクウォーターウィンドウ(以下、リアウィンドウまたはウインドウ)を壊すという失態を演じてしまいました(恥。

そもそも、リヤウインドウは換気のためポップアップするようになっており、後部はラッチで、前部はヒンジでボディに取り付けられています。で、これを外してやれば作業は楽だろうということで、ラッチ部分を外したものの、ヒンジ部分の構造がわからず、そのままで作業をしていたら、内側から力を入れすぎたのでしょう、「パキッ」という小気味良い音とともに、30度ほどしか開かなかったウインドウが、ガバッと開くようになりました。

「こりゃ楽で良いわい(嬉」と意気揚々と作業をしていたのですが、よく見るとヒンジ部分がボディから離れているではありませんか!

「なんじゃこりゃ〜〜〜!!!」

仕方がないので、アルミテープでしばらく凌いでいたのですが、さすがにウインドウが段々とずれてきたので、オクにて中古を入手。交換となりました。

これが問題のウインドウ。

特に異常ないように見えますが、ヒンジがぶっ壊れています。急場凌ぎでアルミテープを数枚重ね、ステップルでまとめてヒンジの代わりをさせていたのですが、ウインドウの重さに耐えきれなくなってきたようで、接着した部分が取れてきました。

まず簡単なところから。こちらはラッチ部分。

ガラスはラッチ部品とT25のトルクス1本で止まっていますので、これを外せばこちらは外れます。ただ、サービスマニュアルでは、Cピラーの内貼りを外してラッチごと外すように指示があります。後の取り付けを考えると、その方が簡単だと思います。

で、今度は問題のヒンジ部分。まずはBピラーの内貼りを外します。シートベルトアンカーの根元の高さ調整ノブの下側、矢印の位置に小さなポッチがあります。

これを細いドライバーのようなもので押し込みながら、ノブを下のほうへ捻るように引き抜くとノブが取れます。ノブが取れたら、シートベルトアンカーの上部を覆っているカバーを外します。これは嵌っているだけなので、つかんで上方へ引っ張れば簡単に取れます。

取れたところがこちら。

取れたら、シートベルトアンカーを固定しているカラー付きナットを外します。これは16mm。結構なトルクで締め付けてあるので、それなりの工具で臨みましょう。

取れましたね。

アンカーが取れたら、内貼りを外します。内貼りは上下に固定用の部品がありますので、まず上を手前に引いて外してから、下側を後部内貼りの中へ押し込むようにして引っ掛かりを外します。ここも、後部内貼りをいったん外した方がより簡単ですし、マニュアルでは後部座席座面と背もたれを外して、この付近の内貼り一式を外すよう記述があります。

外れたところがこちら。

矢印の先の穴の中にナットが見えますね。これがウインドウを固定しているナットです。これをナットを落とさないように注意しながら、10mmのロングソケットで外します。これさえ外れれば、ウインドウを取り外すことができます。

こちらは今回取り付ける正常なウインドウ。

で、こっちが壊れたウィンドウ。

ほとんど違いが判らないのですが、ヒンジ部分がなくなっています。どういうヒンジかというと、

こんな具合に、窓枠に埋めこまれたようにボルトが出ています。

角度を変えるとこんな様子。

なんとも表現しづらいのですが、少なくとも「ヒンジ」と聞いて想像しうる形状はしていません。たぶん、ラッチでのポップアップの際、それほどの角度は必要ないということなのでしょう。金属の塑性に頼ったなんとも頼りなさげなヒンジです。こんなヒンジと分かっていれば無理もしなかったのですが、まぁ、後の祭りですね(笑。

外した車体側はこんな様子。

98年式ですからおおよそ17年分の汚れが溜まっていました。この際ですから、掃除しておきましょう。

さすがに、一部の汚れはコンパウンドのお世話にならないと取れないレベルでしたが、何とかきれいになりました。後は元通りに新しい中古のウインドウを取り付けて終了。

ほとんど見た目は変わりません(笑。

元から貼ってあったフィルムが私が貼ったものより濃いようで、このウインドウだけが色が濃くなりましたが、隣に比較するウインドウがないので、そんなことは分かりません(爆。

ま、ハッチバックのポップアップするウインドウにフィルムを貼る場合は、一旦取り外してから貼りましょう。ってことが分かった一件でした。

なお、この記事はtiの例で、isやM3のリヤウインドウについては分かりませんので、その場合はマニュアルなどでよく確認してから作業されるようお願いします。


そういえば、E36 tiのリアウィンドウの開閉方法は知っていたが、どんな構造になっているのかは想像してみたこともなかった。そんなに開閉するわけではないので、こんな構造でもいいのかもしれないが・・・。

末尾ではあるが、今回も詳しいレポートをいただいたmedama1goさんに感謝する。


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