2014年12月30日(火)

シフトレバーのロック機能の修理 − 大ちゃんさんより

今回は札幌の大ちゃんさんより、オートマチックシフトレバー(セレクターレバー)のロック機能の修理レポートをいただいたので紹介しよう。


お久しぶりでございます。年末の休暇で東京から帰省いたしました。札幌は寒―い。今日は日中でもマイナス4℃位です。皆さんは風邪ひいてませんか?

以前から気になっていたATセレクターレバーの修理をしましたのでご報告致します。今回もDDさんと同じ格安修理をしました。

E34乗りの皆さんはノーマルのシフトレバーを使っている方は殆どいないと思いますが、私の車は以前ホーン修理の際にアップしたようにスポーツパッケージでして、なるべくオリジナルを維持したいと思っていますのでガングリップタイプにはしていません(面倒なので・・・)。

シフトレバーは握って変速するのですが、バネというかロックを解除するスポンジ状の弾力性の物がレバーの中に仕込まれていてその反動でロックされるようになっています。

現在 ロック部分がカタカタ自由に動いてしまう状態なので、NからRに簡単に入ってしまいます。これでは、危険なので修理します。

まず、ヘキサゴンレンチでレバーをホーク部分から外します。

私の34のコンソール部分の天板はもともとブラックバーズアイなんですが、ボロボロになってしまいましたので、写真のように、パンチングレザー(フェイク)を貼っています。

エコノミーとスポーツの切り替え部分が外されているのは、電球が切れたのでLED化を図っています。現在 LEDは点灯するようになったのですが、上の切り替えスイッチがスライドしなくて困っています(誰かわかる方いませんか?)。

話を戻します レバーの中にはスポンジというかゴムというか弾力性のある物が入っていますので、地道に掻き出します。なんだかハムみたいな物が出てきました。

狭い空間から掻き出しますので、作業には精密ドライバーと工作用精密カッターを使いました。

全部掻き出したらロックが完全にフリーになりますので、新たにロックを押し戻す弾力性のある物をレバーの中に入れなくてはなりません。何がいいかなぁと思案していたら、そう言えば使わないスポンジがあったなぁ、と納戸をゴソゴソ。

ありました。これ! 何かに付いてきた緩衝剤だったと思います。何でも捨てないで取っておくものですね。

これを テキトーな大きさに切りだして、ロック部分のスキマから押し込みます。

2cm×2cm程度の物を6個位詰め込みました。

車に戻して完成です。レバーのロック部分もいいかんじです。試しに動かしてみましたが、ロック機能も問題ありません。

後は、スポーツ&エコノミーの切り替え部分の修理です。何だか最近は34を修理する為に帰省しているような感じです。機会があったらまた報告致します。またね〜!!


シフトレバーってバネが入っているんじゃなくて、何か弾力性のあるものが入っているのか。知らなかった。レバーのロックハンドルの戻りが悪い人は、こうやって修理することができるらしい。

末尾ではあるが、今回も有用なレポートをいただいた大ちゃんさんに感謝する。



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