2012年12月24日(月)

E36 ウィンドウレギュレータの交換 − medama1goさんより

今回はmedama1goさんより、E36のウィンドウレギュレータ交換のレポートをいただいたので紹介しよう。そういえば、ウィンドウレギュレータの交換レポートって、今まであったっけ?


先日、バイトから帰ってきたカミさんが一言、 「ウチの車、窓閉まらなくなった。」  早速見てみると、なるほど、下がったまま上がりません。

パーツリストで検索してみると、どうやらE34と同じパンタグラフタイプのレギュレータのようです。だとすると、ひょっとしたらスライドピースの破損だけで済むかも?  とりあえず値段を調べてみると、1個400円程度。輸入するよりもディーラーで買う方が手っ取り早いので、ディーラーで購入。

で、内張りを剥がしてみると、果たして、レギュレータのアームもひん曲がっておりましたorz。  仕方なくヤフオクにて中古のレギュレータを落札。 漸く交換へとこぎつけました。(一度適合を間違えて、E36用でも違う種類のレギュレータを2個も買ってしまったのはナイショ)

内張りを剥がしたところ。

E34と違い、トルクスネジは2本で、E34の内張りではお臍のあたりにあるプラスチックの部品はありませんでした。

この4か所のリベットをドリルで揉んではずします。よく切れるキリを使いましょう。このリベット、意外と硬いです。 リベットが取れたら、モーターのカプラーを外してレギュレータを外します。

サービスホールの下に黒い妙なモノが見えるのはナイショです。

スライドピースにシリコングリスを付けてレールへ挿入します。

モーターの配線の出てきているサービスホール。

横向きに見えるパイプがインパクトビーム。その前に縦に見える黒い筋、これがサッシのフロント側のレールになります。ガラスを戻す時に、後ろ側と一緒にこのレールにもきちんとはめてやらないと、途中から上がらない窓が出来上がります。

リベットを外した穴には今回はハンドナッターでナットを付けてみました。

使ったのはアルミのM6ナット。こういった袋状で中に手を入れるのが困難、または無理な場所への部品の取り付けにはとっても便利。

取り付けたナットにM6のボルトでレギュレータを取りつけます。

窓の具合を見ながら、レギュレータのレールを固定します。

ここまで出来たら、試運転。

見事に、 途中で止まって、再びレギュレータのアームが曲がりそうorz

よく観察してみると、途中から負荷が大きくなっている様子。ダメもとで、手元にあったテフロンスプレーを前後のサッシレールにスプレーすると...

なんということでしょう、まるで新品のような滑らかさで動くではありませんか!

間違えた部品代は私持ちなので、オーナーさんの出費も最小限で済み、まさにオーナーさん大満足の結果となりました。

少し前に流行った、サッシにシリコンスプレー、あれ、レギュレータやスライドピースの延命に効果ありかも知れません。


「サッシにシリコンスプレー」とは、おそらく「ウィンドウガラスの貼り付き防止 − シリコンスプレーで 」のレポートのことだろう。レギュレータ延命のためにも、定期的にシリコンスプレーを塗っておいた方がいいのかもしれない。

末尾ではあるが、いつもながら詳しく有用なレポートをいただいくmedama1goさんに感謝する。



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