2012年3月8日(木)

オルタネータのブラシ交換 − medama1goさんより

今回は、medama1goさんよりオルタネータのブラシ交換のレポートをいただいたので紹介しよう。


E34な皆様、ご無沙汰してますmedama1goです。この度、購入時よりの懸案だったオルタネーターのブラシを交換しましたので、レポートします。今回のメンテは牛ちゃんのレポートがとても役に立ちました。

これは、オルタネーターから外されたレギュレーターAssy。右側から突き出ているのが今回のターゲット、カーボンブラシです。

突き出し量を見てみると、6mm。ベントレーでの最低突き出し量は5mmですから、あと1mmで限界と言う事ですね。いやいや、危ない所でした(笑)。

裏側が半田で固定されていますので、溶かして外します。この作業には、最低でも40Wクラスの半田ごてが必要です。出来れば80W程度のものはほしい所ですね。電子工作に使う20W程度ではお話になりません。

外した跡を半田吸い取り線で掃除します。

これが取り外したブラシ。なんだか様子が変だって?

実はこの車両、購入時にバッテリー上がりを抱えていたのです。車屋は単にバッテリーの問題と言う事で、バッテリーは交換してくださいねと言われたのですが、バッテリーを新品に交換したその翌日に、再びバッテリー上がり。ここで初めて問題の本質がオルタにあると判明した訳です。

しかし車検は取らなくちゃいけないし、動かない車を置いておく訳にもいかない。ディーラーで部品を購入するほど予算も残ってないし...。で、窮余の一策でブラシの導線を延長したものなのです。

確か、処置前の突き出し量が5mmあるかないか程度で、延長することで8mm程度まで伸ばした記憶があります。なんだかんだで、約1年、よく持ったんじゃないでしょうか(苦笑) よいこはまねしないでね!

さて、こちらが今回ペリカンから購入したブラシセット。本当はレギュレータAssyで交換したかったのですが、アメリカ国内に在庫が無く入荷が3週間以上かかると言われた為、仕方なくブラシのみの交換になりました。もっとも、レギュレータAssyで交換してもスリップリングがヘタってしまったらどうしようも無いんですけどね(苦笑)。

中には導線付きのブラシが2個、スプリングが2本、ブラシをカシメて止める為のスリーブが2個入っていました。BMW純正部品ですが、スペイン製だそうです。そう複雑な部品では無いので、問題は無いでしょう(謎爆)。

新旧の比較。

まぁよくここまで減ったもんです(爆)。よく見ると、導線の接続部やボッシュマークの辺りが若干違うようですね。

導線にスプリングをかぶせます。

その導線の先端をレギュレータのブラシホルダー部の穴へ通し、後ろでかしめるのですが、新しいスリーブが穴に入りません。

部品を袋から取り出した写真にあるスリーブを見てもらうと、中ほどに鍔があるのが判るかと思うのですが、この鍔の所まで入らなくてはいけません。

牛ちゃんのレポートを参考に、やすりでシコシコと削っていきます。

さらに古いスリーブを取りやすくするために、ドリルでさらってみます。

さらった所はこんな感じ。ひかりが反射して見づらいですが、スリーブと電極部の合わせ目が出てきています。これで再び半田ごてを当てれば、簡単に古いスリーブも取る事が出来ます。

ようやく整った所へ再び導線を通し、後ろからスリーブを入れてペンチでかしめます。ここはこの後はんだ付けするので、圧着と言うほどシビアになる必要は無いようです。

突き出し量はこのくらい。ボッシュマークの端が5mmの位置に来るようにしました。これならボッシュマークが削れたら交換時期と判りますからね。

裏側をはんだ付けし導線をカットします。やすりで削った所も半田でメッキをして、スリーブの中もある程度半田で埋めておきます。

スリーブの中はあまり半田を流しすぎると、導線の柔軟性が無くなりブラシの動きに支障が出るので、程々に。導線はスリーブのキワいっぱいでカットします。

さて、ブラシの交換が終わったら、オルタネーターへの組み付けです。

535のM30エンジンはここにオルタネーターがあります。右側はオイルフィルターのケースなんですが、こいつが実に厄介な位置にあります。まぁオルタを降ろしてしまえばどうという事は無いのですが、今回はオンザカーでやってみる事に。

このタイプのオルタネーターは、ブラシの付く向きが横を向いている為、このブラシをどうやって押し込めて付けるかが肝になります。降ろして交換する場合は、その方法が以前の記事に載っています。

で、今回とった方法はコレ。両面テープに付いている剥離紙。

これを40cm程切ってレギュレータをくるむように巻いて、ブラシを押さえます。破れない内に素早くはめ込み、剥離紙を引っ張って抜けばとりあえず位置に入ります。これを降ろした時のようにやろうとしたら、30分掛かっても無理でした(汗)。

付いた所がこちら。

右上に見える銀色の塊がオイルフィルター。ね、実に邪魔でしょう? 手探りでネジを入れて仮締めし、やっとの事でドライバーで締め込みます。

レギュレータの部分に蓋を付けて完成。

この蓋を付けるのも一難儀。とにかくオイルフィルターが邪魔で、この時ばかりはこの構造を恨めしく思いますね。普段のメンテには最高なんですけど。あ、他のホース類が漏れ漏れなのは見なかった事にしておいてください(爆)。

試しにエンジンを掛けてみます。冷間時アイドリングで...

OBC裏コマンドで13.79V。 正常なオルタネータでの充電電圧は14V前後と言う事なので、正常値。

回転数を上げてみました。(ご近所さんごめんなさいm(__)m)

アホみたいに電圧が上がるかと思いきや、予想に反して13.94Vと14V前後の基準内です。残念ながら、今回のメンテは成功に終わりました。

この後、夜に買い物に出かけてみたのですが、オーディオ、ライトともに不調は見られず、これでまた10万キロは「オルタネーターのブラシに関しては」安心して乗れそうです。

今回購入したブラシ

12-31-1-727-756-BOE       $18.75     1       $18.75  CARBON BRUSH SET
   - This is a special-order OEM part and is non-returnable except for warranty replacement.

ディーラーで2,000円前後だそうなので、何かのついででなければ輸入する理由は全くありませんね(苦笑)。


そういえば、DD号のオルタネータのブラシはまだ交換していない。もう15万キロ以上走っているので、そろそろ交換時期だろうか?

末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただいくmedama1goさんに感謝する。


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