2009年1月8日(木)

光るエンブレム − 試作その1

前回のレポートでおおよその構想を決めた光るエンブレムだが、まずは、その構想のフィージビリティ(成立性)を確認するため簡単に試作してみよう。

実は、年末年始に実家に帰ったときに、実家で写真1のような機械を見つけた。どうも、テレビショッピングで購入した包丁研ぎ機のようで、ほとんど使ったことがないらしい(笑)。


写真1 包丁研ぎ機

この機械は、電源を入れると丸い部分が回転して、そこの包丁の刃を当てることで綺麗に刃が研げるものである。これって、使えるかも?

そんなわけで、写真2のように厚さ6mmのアクリルの円板に両面テープを貼り、写真3のように包丁研ぎ機の回転部分に貼り付けた。


写真2 アクリル円板に両面テープを貼ったところ


写真3 アクリル円板を貼り付けたところ

円板を貼り付けるときには、包丁研ぎ機の回転中心とアクリル円板の中心を正確に一致させなくてはいけない。

ヨシ! これで準備はOKだ。あとは、包丁研ぎ機を回転させ、アクリル円板をエンブレムのような形に削ってやればいい。

さすがに、室内でアクリル円板を削ると大量の削りカスが出て嫁さんにシバかれそうなので、屋外で削ることにした。削るのは、写真4のように包丁研ぎ機を回転させ100均で買ってきたヤスリを当てがうだけいい。ラクチン、ラクチン!


写真4 アクリル円板を削っているところ

慎重に形を見ながら削ること、30分。なんとか、写真5のように削れた。


写真5 アクリル円板を削ったところ

アクリル円板を横から見ると、写真6のような形である。


写真6 削ったアクリル円板を横から見たところ

なんとなくエンブレムっぽい形になっている。球面にしようか放物面にしようか迷ったが、試作段階では簡単そうな球面にしてみた。DDって器用かも・・・?(笑)

ヤスリで削った面はもちろん滑らかではないので、アクリル円板を包丁研ぎ機から外して写真7のようにサンドペーパーで磨く。


写真7 アクリル円板をサンドペーパーで磨いているところ

最初に120番のサンドペーパーでしっかりと形を整え、その後、240番→600番→1000番→2000番のサンドペーパーでヤスリ目を消していく。あくまで、形を整えるのは120番のサンドペーパーである。

すると、写真8のように、まぁ、なんとか表面が滑らかになった。


写真8 サンドペーパーで磨いたアクリル円板

これを鏡面のように光らせるには、さらにコンパウンドで磨けばいいが、ここではコンパウンドで磨かずに、写真9のようにマスキングテープで傷が付かないように養生するにとどめる。コンパウンドで磨くのは、最後にしよう。


写真9 マスキングテープで養生したアクリル円板

このフィージビリティスタディでは、アクリル円板の成形が非常に難しい工程だと思っていたが、意外と簡単にできた。DDのような適当な性格が幸い(?)したようだ。(←実は、全然成形できてないかもしれない・・・)

光るエンブレム − 試作その2」に続く・・・。



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