2008年10月17日(金)

ナンバー灯のLED化による警告対策 − LKMの改造

LEDナンバー灯の取り付け − 電球の交換」でナンバー灯が真っ白になったのはいいのだが、写真1のような警告が出るようになってしまった。


写真1 ライセンスプレートの電球切れ警告

そこで、この警告を回避するためにLKMを改造したので報告しよう。車体からLKMを取り外す方法に関しては、「LKMの改造 − DIP BEAM警告対策」を参照してほしい。

改造箇所は「LKMの解析(DIP BEAM警告回避!) − 岩野師匠より」で詳しく書かれているように、CMOS IC 4021の14番ピンから出ているパターンをカッターで切断し、14番ピンをGND(アース)に接続する。改造は少し細かい作業だが、半田付けができる人なら簡単だろう。

現在、DD号に付いているLKMは「LKMの改造 − DIP BEAM警告対策」で報告した61.35−8356017のタイプのものである。写真2にその基板を示す。


写真2 LKMの基板

CMOS ICが表面実装タイプのため、ちょっと作業が細かくなるが、まぁ、気にしない、気にしない・・・。

基板をよく見ると、写真3のように既にDIP BEAM警告対策がなされているようだ。


写真3 DIP BEAM警告対策の配線

今回の改造では、これに加えて14番ピンに来ているプリントパターンをカットし、14番ピンをGNDに接続する。

まず、プリント基板のパターンを追い、パターンをカットする位置とGNDに接続する位置を決める。半田付けがなるべく簡単になるように、それぞれの位置を決めればいいだろう。

そして次にパターンをカッター等で切断するが、切断後はテスター等で確認したほうがいい。

最後に、14番ピンをGNDに接続するよう配線を半田付けする。基板にはグリーンレジストや保護剤が塗ってあるので半田付けの際には、これらを先に除去しておく。

改造後の基板を写真4に示す。


写真4 改造後の基板

改造後は、もちろん写真1のような警告は出なくなった。



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