2008年5月31日(土)

E32 自動防眩ミラーの取り付け − あるぴな小僧さんより

今回も常連のあるぴな小僧さんより、E32への自動防眩ミラー取り付けのレポートをいただいたので紹介しよう。


【はじめに】

今回は自動防眩ミラーの取り付けを行ったのでレポートする。

入手したのはE39用のものである。全オートで下部スイッチ部に赤外線受信部とLEDも付いている。小僧のE32にも防眩ミラーの設定はあるがオートではなく手動調整式のものだった。皆さんのレポートを見てうらやましく思っていた。

前回のカーナビの取り付けのレポートに書いているがミラーが根元から外れたのがきっかけで思い立ったのである。(なんで?笑)

 

【準備作業】

入手した自動防眩ミラー(配線付き、多分E39前期のもの)


配線の取り外し。


アームの部分のカバーを外す。


コネクターを外す。

配線には不要な線もあるので整理する。


小さなコネクターが3個付いている。

この部品は色々調べたところ純正のレインセンサーの配線用カバーであることが判明した。後のレインセンサー天下雨滴の取り付けレポートで活躍することになる。

 

【分解作業】

電気的な仕組みを解読するためにばらしてみた。


ミラー本体


上部固定ネジ

上部固定ネジ3本を外す。

下側は嵌め込みになっているので慎重に外す。


ミラー部基盤とコネクター


外れたミラー部

赤外線受信部基盤の取り外し。


スイッチ部固定ネジ

スイッチツマミを引き抜く。

内部補強金属部の取り外し。


隙の4本のネジを外す。

これで赤外線受信部基盤取り付けネジにアクセスできるのでネジとコネクターを外す。


外した基盤

 

【回路の解読】

外した基盤と配線図を見てしばし考える。


ミラー防眩部配線図


赤外線受信部用配線図

入手したものにはコネクタに5本の線が入っていた。

詳細は、
コネクターの番号で1番は両回路共通でバック信号、
2番は赤外線受信部用で常電、
3番は共通でACC、
10番は共通でアース、
8番はLEDのプラス側、
その他は未使用。
線は入ってないが9番がLEDのマイナス側。

ちなみにLEDはどの回路にも含まれていない単品回路のようだ。なお共通部は内部でつながっている。

ただし8番はリモコンの出力になっている。つまりロックで出力。
9番はセキュリティの点滅回路を介してアースされる。(リモコンで確認できないので一部想像)

よって必要な線は1番、3番、10番、8番、9番である。

 

【作動確認】

仮に電源を繋いでミラー部の作動を確認した。ACCとアースを繋いでスイッチON、問題なく作動している。

このミラーには背面(前面)とミラー面の両方にセンサーがあり背面のセンサーで周囲の明るさを感知している。周りが明るいときはミラーも明るい状態でこのときミラー面に光が当たっても変化しない。周りが暗くなりミラー面に光が当たった時初めて暗くなる。つまり夜に室内灯を付けると暗くなるのである。

ミラーが暗い状態でバック信号(+)を入れると明るく変化する。すばらしいではないか。改めて凄さに気がついた。知らなかったのは僕だけ?(悔涙)

9番はもともと線が入ってなかったので不要で整理した線を使用する。

それとLEDについてはセキュリティーより配線する。セキュリティーからの線はLED専用で電圧電流ともに制限されているので抵抗は不要。よって基板上の抵抗をショートパスする線を半田付けした。

ここで念のためテスト点灯してみた。

光の拡散がいまいちなのでLEDに拡散キャップを付ける事にした。

拡散キャップある場合とない場合の比較。好みの問題?


左:キャップ無し、右:キャップ付き

全ての部品と配線を元に戻して完成である。

 

【取り付け作業】

車体への取り付けと配線作業。その前に外れたベースを付けなくてはいけない。


付けたところ

ネットで色々調べるとルームミラー専用接着剤を見付けた。使用したのはPermatexという会社のREARVIEW MIRROR ADHESIVEと言うものだ。

2液性で一回使い切りのタイプである。つける面を脱脂して硬化剤を塗って乾かし、ベースに接着剤を塗って張り合わせるだけだ。

数秒で手を離しても大丈夫であるが、完全硬化まで10分ほどかかる。この製品はGM,Ford,Chryslerの指定接着剤のようだ。アメ車では結構外れることが多いらしい。

この接着剤は無色透明で、付けた後が目立ってしまうのが欠点である。

さて本題の配線作業である。まず、ルームライト、サンバイザー、Aピラーなどのフロントルーフ周りをばらす。

ルーフ内でもACCやアースは取れるが、バック信号とLEDはダッシュ下でないと配線がないので全てを一緒に下まで這わす。

ミラー側のコネクター接続と配線仕舞い。

Aピラー部は地デジアンテナ線に沿わす。

ルーフ側を元に戻した後、ダッシュ下で結線をする。ACC、アース、LED+−、バック信号の5本である。バック信号はセンターコンソールの下(シフトレバーのところ)で結線する。

バック信号を繋ぐためコンソール部を一部ばらす。まずエアコンコントロールパネルを外す。

ここで外しかたの隠し技を紹介しよう(たぶんE34にも応用が可能である)。

E34ではパネル左の化粧カバーを外し、そこにある穴からフックを押して外しているが、E32では化粧カバーがないのでその外し方は出来ない。

で、どうするかと言うと、リアウインドウデフォッガーのスイッチカバーを外し、そこに細いドライバーを入れてフックを動かして外している。


スイッチカバーをドライバー等で引張るようにして外す。


スイッチ内に細いドライバーを入れる。


この穴に入れて右に押しながら引く感じ。


こんな感じである。

コンソールシフトパネルを外し、コンソールの隙間に線を通してナビに繋いだバック信号線に繋ぐ。

作動確認で説明したが、画像でもう一度説明しよう。


周りが明るいとき=ノーマルの状態(明)


周りが暗いとき=背面のセンサーを手で覆っている(暗)


後ろからのライト=懐中電灯でセンサーを照射(暗)

セキュリティのLED点灯(点滅)確認。


外から


アップ

 

取り付けてみてとても素晴らしいものである事がわかった。LEDも大変視認性がよく遠くからでも確認できる。

なぜもっと早くに付けなかったのかとチョッピリ後悔した(笑)。これからもいいものがあればどんどん取り入れていこうと思う。


このレポートは、かなり詳しい! E34も基本的には同じような回路だと思うので、自動防眩ミラーにチャレンジしてみてもいいだろう。そういえば、DD号にも自動防眩ミラーが付いているのだが、どうも壊れていて使えないような気がする???

末尾ではあるが、面白いレポートをいただいたあるぴな小僧さんに感謝する。


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