2006年6月18日(日)

シャドーライン計画 − その3

以前、「シャドーライン計画 − その2」として黒いカッティングシートを利用したシャドーライン(もどき)の方法を紹介したが、やはり時間とともに写真1のように所々が剥がれてきた。でも、窓の下側のカッティングモールは剥がれずにちゃんと残っている。


写真1 剥がれてきたシャドーライン(もどき)

そろそろなんとかしないといけないと思っていたところ、take-Mのtakeさんが「マスキングしてサンドペーパーで足付けしてから塗装するとうまく塗れますよ」と教えてくれた。また、同じ頃、Mゴローさん(「5678910さん」より改名)が「私はメッキモールを外して塗りましたよ」と教えてくれた。

メッキモールをわざわざ外すのは面倒だが、塗装が素人なDDにはtakeさんのようにマスキングしてうまく塗装できるとは思えない。やはり、Mゴローさんのようにメッキモールを外して塗装する方が無難である。

Mゴローさんによると、メッキモールはプラスチックのクリップで車体に固定されており、これを車体から外すときにクリップが必ず割れてしまうらしい。そのため、事前にクリップを用意しておく必要がある。そこで、いつものように、モトーレン南京都店でクリップを20個注文して購入しておいた。

クリップ P/N 51131924953 @63円 ×20個 = 1,260円

DDはいつもこのお店で安い部品を購入する。お店に行くときもいつも国産車で行くのだが(何故かDD号で行ったことがない)、イヤな顔一つせず、いつもすばらしい対応である。

それはさておき・・・。

まずは、今まで貼ってあったカッティングシートを剥がす。ただし、窓の下側のカッティングシートは全く剥がれていないのでそのまま残しておく。

車体側のカッティングシートを剥がすときには粘着剤がモール側にも残るので、アルコール等で粘着剤を落としながらカッティングシートを剥がす。これは結構面倒だ。写真2にカッティングシートを剥がしたところを示す。


写真2 カッティングシートを剥がしたところ

そして、写真3のように内装剥がしを使ってメッキモールを後ろ側から外していく。


写真3 内装剥がしでメッキモールを外しているところ

後ろ側にはクリップがなく、プラスチックのピンのようなもので固定されているだけなので、写真4のように簡単に外せるはずだ。


写真4 メッキモールを外しているところ

プラスチックのピンは、写真5のように4箇所ある。


写真5 4箇所のプラスチックピン

メッキモールの後ろ側が外れると、写真6のように前側を外していく。


写真6 前側を外しているところ

ここはクリップがあるので結構強固に固定されているが、慎重かつ大胆にバキバキッと外す。メッキモールが曲がらないように注意が必要だ。ただ、メッキモールは意外と固いので無茶なことをしない限り曲がったりしないだろう。Mゴローさんに教えてもらったように、メッキモールを外すときに写真7のようにクリップが割れてその破片が飛び散る。


写真7 割れたクリップ

写真8のように、割れたクリップはメッキモール側に残っている。


写真8 メッキモールに残ったクリップ

このようにして車体からメッキモールを外すことができる。外したメッキモールを写真9に示す。


写真9 外したメッキモール

このメッキモールは2つに分割することができる。分かれている部分の拡大を写真10に示す。


写真10 メッキモールを分割できるところ

写真10の矢印の部分で差し込み式の2つのメッキモールが外れないようになっているので、写真11のようにラジオペンチでこれを曲げると2つに分けることができる。


写真11 ラジオペンチで曲げているところ

写真12に2つに分かれたメッキモールを示す。


写真12 2つに分かれたメッキモール

その後、写真13のようにメッキモールの裏に残っているクリップを外しておく。


写真13 メッキモールの裏に残っているクリップ

さて、後はこれをツヤ消し黒で塗装すればいい。塗装の手順は、

  1. サンドペーパーで足付けする。
  2. 乾燥させてアルコール等で油分を落とす。
  3. メタルプライマーを塗る。
  4. ツヤ消し黒を塗る。

である。

まずは、写真14のように600番の耐水ペーパーで足付けする。これは塗装を剥がれにくくするためだ。メッキモールのメッキはクロムメッキのため塗装が乗りにくい。そのため、この足付け作業は丁寧にしておいたほうがいいだろう。


写真14 耐水ペーパーで足付けしているところ

足付けが終わったら、水分を完全に取ってからアルコールやパーツクリーナーで油分を完全に落としておく。

そして、写真15の非鉄金属系のメタルプライマーを塗る。


写真15 非鉄金属系のメタルプライマー

前述のようにクロムメッキには塗装が乗りにくいため、メタルプライマーを塗っておいたほうがいいだろう。ただし、足付け作業を完璧にしておけばメタルプライマーは不要かもしれない。DDはたまたまメタルプライマーを持っていたので、念のために塗っておくことにする。

写真16にメタルプライマーを塗っているところを示す。


写真16 メタルプライマーを塗っているところ

これは薄く2回ほど塗っておけばいい。ちなみに、メッキモールにメタルプライマーを塗るときは、メッキモールの横側にきちんとメタルプライマーが塗れるように、なるべく横からスプレーするといい。

メタルプライマーが乾燥したら、今度はツヤ消し黒を塗る。DDはいつも使っている197円のラッカー系のスプレー缶を使った。写真17にツヤ消し黒を塗装中のメッキモールを示す。


写真17 ツヤ消し黒を塗装中のメッキモール

ツヤ消し黒を塗る場合もメッキモールの横の部分にもきちんと塗れるように、なるべく横からスプレーするといい。DDは、「薄く塗る→乾燥させる」を4回繰り返した。今までの経験から、ここで焦って厚塗りすると必ず失敗する(苦笑)。

塗料の乾燥中はすることがないので、メッキモールが付いていた車体側を掃除しておこう。メッキモールが付いていたところは写真18のように酷く汚れている。


写真18 メッキモールが付いていたところ

写真19のように濡れたタオルと内装剥がしを使って丁寧に掃除しておこう。


写真19 メッキモールが付いていたところを掃除する

さて、塗装ができたら今度は車体にクリップを取り付ける。新しく購入したクリップは写真20のようなものだ。


写真20 購入したクリップ

これを車体に取り付けていけばいい。写真21〜24にクリップを取り付ける手順を示す。


写真21 クリップを取り付ける手順(1)


写真22 クリップを取り付ける手順(2)


写真23 クリップを取り付ける手順(3)


写真24 クリップを取り付ける手順(4)

このようにして、車体の左右に各10箇所にクリップを取り付ける。Aピラーの部分には、車体側の4箇所にクリップを取り付ける場所があるので、どこに取り付ければいいかがすぐわかるだろう。天井部分は適当な間隔でクリップを取り付ければいい。なお、クリップはもともと、Aピラー部分に4箇所、天井部分に9箇所の計13箇所に付いていたが、Aピラー部分4箇所、天井部分7箇所の計10箇所で十分だと思う。写真25に取り付けたクリップを示す。


写真25 車体に取り付けたクリップとその取り付け場所

そして、最後に塗装したメッキモール(すでにツヤ消し黒だが)を車体に取り付ける。取り付け前には、もちろん2つに分割したメッキモールを接続しておこう。取り付けの際には、後ろ側のプラスチックピンの部分から順に取り付け、前側は写真26のように手で押し込めば、パチッという音とともにクリップにはめ込まれる。


写真26 モールをクリップにはめ込んでいるところ

これで完成である。足付け作業、脱脂、塗装を焦らずゆっくり丁寧にやれば、意外と簡単にできる作業だ。塗装が苦手なDDもうまくシャドーラインにすることができた。完成したところを写真27、28に示す。


写真27 完成したところ(1)


写真28 完成したところ(2)

完成後も塗料が完全に乾くまで、写真29のように半日ぐらいドアを開けておいた。


写真29 ドアを開けて完全に乾燥させているところ

末尾ではあるが、メッキモールの塗装についてアドバイスをいただいたtake-MのtakeさんとMゴローさんに感謝する。


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