2005年2月3日(木)  2005年4月3日(日)追記

油圧計カバーからのオイル漏れ修理 − yamakawaさんより

またまた、yamakawaさんよりメンテレポートをいただいたので紹介しよう。


今回のATF交換で、下に何度ももぐりこんでいたのですが、どうも、エンジンオイルパン周辺のオイル滲みが酷く、気にしてました。以前からも、周囲を綺麗にして様子を見ていたのですが、オイルパンのパッキン部よりも、上側からの滲み・漏れが伝わってきている感じでした。まあ、オイルプレッシャーがカバーがオイルストレーナーケースの後ろに有るのですが、オイル滲みが酷く、綺麗にしてもすぐにオイルで汚れてました。

ある寒い朝ですが、エンジン始動直後にストレーナー周囲を眺めていると、油圧計カバーの合わせ面からオイルが滲み出してきているではありませんか? ジワ〜と言う感じです。

しかたないので、インマニを外して、油圧計カバーのパッキン交換をして見ました。


ヘッド全般


吸気スロットはずし後


インマニ裏2箇所のポートは爪付クランプなので注意。(太い方のは前回折っちゃいました。)

色々とカプラー、インマニボルトの緩め、ホース類を外したりします。インマニはスロットボディ下側に2箇所下締めで固定用の補助ステーがあります。また、アイドルバルブからの太いホースとプレッシャーレギュレーターからの負圧ホースがインマニ裏に爪付クランプで刺さってます。

それと、燃料ホースは外す事になるので、ウエスを引いて周囲に漏れ落ちないように注意しましょう。エンジンSTOP直後は燃圧がかかっているので特に注意。


油圧計周囲:合わせ面からオイルが漏れ出す

油圧計カバーは2面幅7mmの6角レンチで緩められます。3箇所です。

Oリングシールなので簡単に外せます。(外す前にフィルターのトップカバーを外して、オイルをエンジンルーム側に落とした方が良いと思います。)


パッキンと油圧系カバー?

0リングは熱硬化(?)のためか弾力も無く、硬かったです。(外すとき、折れるのでは?と感じるくらいに硬い。)


パッキン実験中

オイルリークストップなる添加剤がありますが、ボトルの中の余るを小さなボトルに取っておいたので塗ってヒーターで暖めてみました。なんとパッキンが・・・・

Q.パッキンはどうなったでしょうか???

  1. 柔軟性も取り戻し、Oリング溝に入れてもシールできそうな高さになった。
  2. 外した時同様に硬く、変化無し。
  3. 柔らかくなったが、へたったままだった。

で、1を期待しましたが、3レベルでした。・・・硬いのが柔らかくなるだけでも、脅威かな?

ディーラーに部品をもって、モデルとフレームNoを伝えれ、在庫が無いか確認。在庫はあるようだが注文必要で1週間コース。ほかしておいても良いが、面倒なので「そうですか? 結構です・・」で帰ってきました。

結局は溝と表面に液体パッキンを塗りこんで誤魔化す事にしてみました。(漏れればパッキン交換すれば良い。)

オイルパンに辺にオイルの滲みが着く場合には、ここのカバーも疑いましょう。洗浄剤で綺麗にしても、すぐに汚くなる場合には交換した方が安全です。物もOリング式なのであらかじめ注文しておけば大した作業ではありません(パッキン交換だけは)

おまけ画像です。


吸気ポート:画像悪いけど綺麗なんですよ。

ポートの写真ですが、本当はもっと綺麗です。M3には劣りますが、量産エンジンでこんなに綺麗とは・・・。


インジェクターラインのアース

ヘッド前側に位置します。このアースを付け忘れるとエンジンが始動しませんので、注意してください。私は追加で別の部分にグランドを落としてます。理由はわかりませんが、アース用のボルトが黒く酸化しているので気になっただけです。

それと、ほとんどのボルト、ナットの作業に使ったソケットサイズは11と13mm、困った車です。一部のM6だけがまともなサイズですね。(インマニを締めるときですが、ナットが転げ落ちゃうので、5mm幅前後の15cm程度の長さの布切れをナットとソケットに挟み込めば落下しません。かなり楽ですよ。)


そういえば、最近ボンネットを開けてないなぁ・・・。DDもたまにはチェックしておかないと・・・。

末尾ではあるが、いつもメンテレポートを提供していただくyamakawaさんに感謝する。


2004年4月3日(日) 追記

yamakawaさんより、下記のレポートをいただいたので追記する。


その後のオイルプレッシャーSWなのか?圧力計なのか知りませんが、状況報告させてください。


オイルプレッシャー周辺その後

赤丸部分はオイルの滲みです。・・・液体シール材の乾燥に1日置いたのですが、完全ではなかったようです。

修繕前は、合わせ面からけっこうな滲みがあり、黄色い斜線(には見えないが)の部分にオイルが溜まり込み、右側画像部分に流れ落ちる事になります。

この後は想像ですが、エンジンブロックのオイルパン合わせ面とか、オイルパン下部にある油量センサーの周囲に付着して、あたかも漏れているように見えるはずです。

ちなみに、実車のオイルパン合わせ面とセンサー部分へのオイル付着は無くなっているようです。また、完全にシールできてませんが、400km程度走行しての結果なので、この程度の滲みは見なかった事にしたいです・・・。漏れる場所と漏れている原因がわかれば、どうでも良いかな????


どうでも良いことはないとは思うが(笑)、その後のレポートまでいただいたyamakawaさんに感謝する。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

メンテナンス一覧へ