2004年9月15日(水)

ウィンカーランプLED化のためのハザードリレー改造 − 岩野師匠より

今回は岩野師匠より、ハザードリレーの改造ネタをいただいた。

前回の「LKMの解析(DIP BEAM警告回避!) − 岩野師匠より」では、LKMを改造することにより、HIDやLEDランプを入れたときのランプ切れ警告を回避することができるようになることを紹介した。

ただし、ウィンカーランプをLED化すると、ウィンカーのランプ切れの場合と同様に、ウィンカーの点滅速度が速くなる現象が発生する。今回のネタは、これを回避するためのものである。

それでは、早速、岩野師匠からいただいたレポートを紹介しよう。


さて、ブレーキとテールをLED化したら・・・  次は、フラッシャーをLED化したくなりますね?(ホントか?)

そこで、手元に落ちてた(爆)ハザードフラッシャーリレーを開封してみました。うーん・・・まじめにできています。基本的には、アトメル社製のフラッシャー専用IC型番U643Bというものを使って設計されています。

幸いなことに、このICの仕様がインターネットで調べることができたので、解析はとんとん拍子に進みました。このICは球切れ時には約2割増しの速度で点滅させる優れものです。何個切れてもこの速度です。

ハザードリレーを開封したところの写真です。ICが1個と、その他の小物が色々と載っておりますね。

回路的には、黄色いコンデンサ2.2μFと、白い矢印の先にある抵抗200kΩ(204と表示)で時定数(点滅スピード)を決めています。

そこで、今回は簡単な抵抗の方を弄って速度を変えることにします。抵抗値が大きくなればゆっくり、小さくなれば高速になります

今回の改造は、全体的に遅くしたいので、200kΩの固定抵抗+100kΩの可変抵抗で調整できるようにしました。

まずは、元々の204と書かれた、チップ抵抗を基板から外して電線を2本引き出します。

チップ抵抗を外すのは専用のツールもありますが、私は半田コテを2本使って両足を温め、一気に基板から外しております。

可変抵抗と固定抵抗を小さな基板にのっけて、それをリレーに2液性のエポキシ接着剤で固定してみました。

接着にあたっては、リレーの可動部に触れないように注意してください。また、追加部品や配線はプリント基板のパターン等に触れないように十分注意してください。

この際ですから、装着した後でも速度を調整できるように、リレーケースに穴をあけておきました。

最後に・・・・。
本来なら、バルブ切れの検出部分を改造して、LED化したときの低消費電流に対応させて点滅速度を調整することがまっとうな方法ですが、極低抵抗(30mΩから100mΩ)の入手やスペース的な事を考慮して(手抜きともいう)、今回の方法を採用しました。

ですので、ノーマルのバルブが切れてない状態も切れた状態も、両方とも速度を可変してしまう改造です。すなわち、ウィンカーランプのLED化で球切れ状態のまま速度を合わせる事で、ウィンカー速度を調整する例です。


いかがだろうか。これで、ウィンカーランプをLED化する人が増えるのではないだろうか(本当か?)。

今回の改造はちょっと細かいので、ハンダ付けがある程度得意な人でないと難しいかもしれない。

いつもながら、非常に面白いネタを提供いただける岩野師匠に感謝する。


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