2004年8月15日(日)

ヘッドカバーガスケット交換 − プラグホールのオイル漏れ対策

以前に、「プラグ交換 − 4極プラグへ」でプラグを交換したときに、プラグホールにオイルが溜まっていたのだが、「見なかったこと」にしていた。

しかし、見なかったことにしているからオイル漏れが無くなるわけではない。また、オイル漏れをそのままにしておくとプラグコイルがダメになり、さらにDMEまで壊れてしまうことがあるらしい。そこで、大事に至る前にヘッドカバーガスケットを交換してオイル漏れ対策をすることにした。

まずは、ボンネットを開け、エンジンの化粧カバーを外すために、写真1の赤矢印で示すキャップを取り外す。小さなマイナスドライバーでこじると簡単に外れるはずである。


写真1 化粧カバーのキャップ

化粧カバーは写真2の赤矢印に示す10mmのボルトとナットを外せば、取り外すことができる。


写真2 化粧カバーを外すためのボルトとナット

化粧カバーを外したところを写真3に示す。


写真3 化粧カバーを外したところ

そして、「プラグ交換 − 4極プラグへ」で示したようにしてコイルコードを外す。

次に、写真4の赤矢印で示した10mmのナットを外して全てのコイルを外す。コイルは一応順番通りに並べておき、最後に同じところに取り付けられるようにしておく(根拠無し)。


写真4 プラグコイルを外すナット

以前にオイルが漏れていた2番のプラグホールを見てみると、写真5のようにまたオイルが漏れていた。やっぱりか・・・。


写真5 オイルが溜まっているプラグホール

その後、写真6の赤矢印に示す15箇所のボルトを外す。これらのボルトがヘッドカバーを固定している。


写真6 ヘッドカバーを固定しているボルト

このボルトは図1のような構造になっており、ブッシュ(3)が取り付けられている。


図1 ヘッドカバーを固定しているボルト

このブッシュが劣化すると、ヘッドカバーを十分に圧着できないためオイル漏れが起きるのである。ヘッドカバーガスケットを交換するときには、このブッシュも併せて新品に交換しなくてはいけない。

そして、写真7に示すシリンダーヘッドエア抜きのためのホースを取り外す。


写真7 シリンダーヘッドエア抜きのためのホース

このホースを外したところを写真8に示す。


写真8 シリンダーヘッドエア抜きのためのホースを外したところ

これで、ヘッドカバーは取り外すことができる。ヘッドカバーは固着しているので、写真9にように間に何かを差し込んで割ると簡単に外すことができる。


写真9 ヘッドカバーガスケットの取り外し

こうして外れたヘッドカバーを写真10に示す。材質は何でできているかわからないが、非常に軽い(ジュラルミン? ←マグネシウム合金だそうです。Thanks to yamakawaさん)。


写真10 ヘッドカバー(裏側)

このヘッドカバーにはガスケットがくっついているので、それを新しいものに交換する。新しく購入したヘッドカバーガスケットを写真11に示す。


写真11 購入したヘッドカバーガスケット

ヘッドカバーにくっついているガスケットをベリベリと剥がすと、ヘッドカバーの塗装も一部剥がれてきてしまう。そのため、このまま新しいヘッドカバーガスケットを取り付けると、塗装の剥がれた部分と剥がれていない部分で凹凸ができ、そこからオイルが漏れる可能性がある。

そこで、写真12に示すオイルストーン(油砥石)を使って、ヘッドカバーとガスケットの接触面を平らにならしておく。


写真12 オイルストーン

さらに、ガスケットの密閉性を向上させるため、エンジン側とヘッドカバー側の両面に、耐熱性の液状ガスケットを塗布しておく。ディーラーでは、スリーボンドの1209を使用しているようだが、手に入らなかったので、DDは写真13のものを用いた。


写真13 耐熱性の液状ガスケット

これを写真14のように、ヘッドカバーのガスケット接触面に塗っていく。


写真14 液状ガスケットを塗っているところ

エンジン側にも同じように塗布しておく。

そして、写真15のように、エンジン側に新しいガスケットを置く。この時、左側(シリンダーヘッド後端)のガスケットの位置に注意する。


写真15 新しいガスケットを置いたところ

後は、ヘッドカバーを取り付ければよい。ヘッドカバー取り付けボルトのブッシュは新しいものを使用する。

また、締め付けトルクは15N・mだそうだが、DDの持っている安物のトルクレンチでは、そんなに小さいトルクは計れない。まぁ、レンチでボルトがキッチリ回らなくなるまで締めればよい。このとき、あまり力を入れすぎてはいけない。

さらに、ボルトを締めていくときは、内側から外側へ対角に締めていくようにする。

こうして、ヘッドカバーを取り付けたところを写真16に示す。


写真16 カバーを取り付けたところ

最後に、シリンダーヘッドエア抜きのためのホースを元に戻し、プラグコイルを取り付けた後、化粧カバーを元に戻せば作業完了である。

作業完了後を写真17に示す。


写真17 作業完了後

見た目には作業開始前と変化がない(笑)。これは、作業完了の満足感のために撮ってしまった写真だ。

以下に今回のヘッドカバーガスケット交換に要した費用を示す。

品 名 パーツナンバー 価格 備考
ヘッドカバーガスケット
(セット プロフィール シール)
11 12 9 070 531  3,650 ディーラーで購入
ブッシュ×15個
(ラバーシール)
11 12 1 437 395 2,550 ディーラーで購入
(@170×15)
オイルストーン 720 ホームセンターで購入
液状ガスケット 1,000 Permatex Ultra Black 598B
消費税

396

 

合 計

8,316

 

なお、今回の作業に関しても、take-Mさんにご指導いただいた。と言うか、一から十まで作業方法を教えてもらった。その上、今回はtake-Mさんから何も部品を購入していない。我ながら最悪な客である(苦笑)。いつもながら、親切なtake-Mのtakeさんに感謝する。


■ E34のパーツ ■    ■ E39のパーツ ■    ■ E60のパーツ ■
■ E46のパーツ ■    ■ E90のパーツ ■    ■ F30のパーツ ■


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