2004年2月6日(金)

ハンドルぶれ修理(1) − take-Mさんにて

最近、70km/h以上で走行中にブレーキを踏むとハンドルが左右にガタガタと大きく震える症状が顕著に現れるようになってきた。ブレーキローターの歪みかと思っていたのだが、以前、ディーラーに行ったときに見てもらったら、特にローターは歪んでいないと言われていた。

ハンドルぶれがあまりにも酷くなってきたので、take-M(「テイクエム」と読む)さんに車を持ち込んで見てもらうことにした。

take-Mさんに見てもらった結果、ハンドルぶれの原因は以下の3点であった。


写真1 ノルウェーから帰国直後のブレーキローターの錆

もちろん、主原因はブレーキローターである。ディーラーではわからなかった原因がtake-Mさんにかかれば一発で判明した。さすが、ディーラーで10年以上メカニックをしていただけのことはある! ローターに歪みはなかったのだが、よく見ると表面の滑らかさが不均一であったそうだ。「一発で判明した」と書いたが、後で聞くと原因となる可能性を丹念に一つずつ論理的に潰していくことで判明したらしい。まさに、経験の世界である。

そんなわけで、take-Mさんに以下の3点の修理をお願いした。

  1. ブレーキローターの交換
    (ローター研磨でもよかったが、新品ローターに交換しても値段はあまり変わらないため)

  2. ステアリングプレッシャーポイントの調整

  3. フロントアーム類の交換
    (スラストアーム、コントロールアーム、スタビライザーリンク)

ただ、フロントアーム類は、まともに購入すると非常に高価なので、ドイツのSPEEDから互換品を購入してtake-Mさんに持ち込むことにした。もちろん、こちらの方が安いという理由もあるのだが、互換品の品質にも興味があるため、人柱(車柱?)になって試してみようと思っている。なお、take-Mさんには部品の持ち込みを快くOKしていただいた。う〜ん、いい人だ。

SPEEDからフロントアーム類の部品を輸入するのには少し時間がかかるので、今回は上記1と2の作業のみをお願いした。部品が届き次第、3の作業もお願いするつもりである。

1と2の作業をお願いした結果、ブレーキング時のハンドルのぶれは一切発生しなくなった。その上、ステアリングプレッシャーポイントの調整をしてもらったおかげで、ハンドルの不要な遊びがなくなり、ハンドリングがとてもシャープになった。作業前の車と比べると雲泥の差で、驚くのを通り越して感動すら覚えた。きっと、フロントのアーム類を交換したら、さらに驚くだろう。

なお、今回の作業では、take-Mさんに大きな迷惑をかけてしまった。それは、take-Mさんに車を持ち込んだときに、何故かエンジンがかからなくなってしまったのだ。結局、この原因の究明もお願いして、鍵に仕込んだイモビライザーチップの故障と判明したのだが、その間、take-Mさんに2週間以上、車を預けっぱなしにしてしまった。おまけに、スペアキーの購入までしてもらった。

今回の作業では、ついでにエンジンオイルとフィルターの交換もお願いした。結局、お願いした作業は以下である。

  1. ブレーキローターの交換(車外品のブレーキローターの購入も)

  2. ステアリングプレッシャーポイントの調整

  3. エンジン始動不良の原因解明(スペアキーの購入も)

  4. エンジンオイルとフィルターの交換(オイルとフィルターの購入も)

take-Mさんは兵庫県の西宮にあるので、DDが住んでいる京都からは少し遠いのだが、take-Mさんは名神高速西宮インターの近くにあるので、名神高速を使えば1時間もかからない。これからDD号のメンテナンスにとって頼もしいショップができた。なお、take-Mのオーナー兼メカニックであるtake(「タケ」と読む)さんは、以前よりKAZE36さん主催のオフ会にも参加しており、その時からいろいろと、メンテンスのことを教えてもらったり相談に乗ってもらっている(ただで・・・、笑)。

現在の走行距離は、約73,900kmである。



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