2004年1月3日(土)

といさんのルームランプ残光回路 − 白色LED化 その2

以前、「といさんのルームランプ残光回路 − 白色LED化」と題して、といさんとぺんぺんさんによるルームランプの白色LED化を紹介した。今回の報告はその続編である。

といさん & ぺんぺんさんによるルームランプ残光&白色LED化 レポート その2


残光回路施工のはずがいつの間にか本題が変わってしまっているような、いないような…。 今の本題は「ルームランプ総LED化」なのかもしれません…。

では早速ですが、「元」本題の残光回路を譲っていただいてからの変更点を列記します。 

  1. 半固定抵抗 100kΩ → 200kΩ に変更

  2. コンデンサ 16V 100μF を 2個追加

  3. ツェナーダイオードを 3Vに変更

私はこの変更点をLED化による残光時間調整の為の試行錯誤の結果だと理解しております。

そしてまたまたルームランプの取り外しですが、 前回「たにやん」さんに教えていただいたようにトルクスドライバーを右手にバイザーを取り外そうとしました。 ところが私のE34は普通のプラスネジで留まっていました。 このあたりも年式やグレードで違う部分なのでしょうか!? 外したら配線カプラまで余裕で手が届き、苦労が1/3くらいになりました。 取り付け時は目視で見当を付けた場所に向かって一気にはめ込むようにしたほうが良いようです。 適当に「この辺だったかな?」でまさぐっていても無駄な時間が過ぎていきます… 私の場合ですが…

さて、取り外した部品をまずメインのルームランプから加工します。 元のバルブは15Wです。 前回は9個のLEDを使用してみました。そのLEDは、日亜科学のNSPW10BSで、最大光量1,450mcd、順方向電圧3.6V〜4.0V、指向特性60°(半値角)のものです。 3個直列での装着は10.8V〜12.0Vと言う計算となり少々電圧オーバーでした。 今回は4個直列にしてみました。

アルミの反射板に更に3mm穴を開けていきましたが、 16個丁度の穴を用意するのはバランスが悪くなったので17個とし、 センターの1個は空けておく事にしました。 しかし、ペンペンさんは、裏側のハンダ付けに苦労しておりました。 4個直列の結線は非常に配置が悪く「美しくない」ので、不本意ながら”とりあえず” 画像のようになってしまいました…。 改良はまたの機会にと思います。

次にメインの横のスポットランプに施工は移ります。 ここは10WバルブからLED4個直列の3列にしました。 ペンペンさんの「魔法の手」によりご覧のような見事な結線でフロントは完成です。 

それではリアルームランプに参りましょう。 

取り外しは、まずCピラーのドア側ゴムシールを適当に引っ張ってもぎ取ります。 そして、Cピラー部の内張りを車内側に引っ張ると2,3箇所のツメが外れますので、 リアルームランプのカプラが指で触れられるところまで外してカプラを抜きます。 ランプ本体は、ランプの車両後ろ側に小さな溝がありますので、 そこにマイナスドライバーを差し込んでねじれば簡単に外れます。

まずはリアのメインですが、10Wバルブに換えてLED4個直列の4列にしました。 簡単に脱着できるほうが良いと考えノーマルのバルブに似せて「割り箸」を使用してみました。 画像のように海賊船やオーム(ナウシカ…)に見えるいでたちの部品ができあがりました。

次にリアスポットです。 ここは10Wバルブからの交換ですが、LEDは4個直列の2列にしました。 固定する為にノーマルバルブのソケット部分を使用しました。 まずはペンチでガラス部分を挟みビニール袋に入れて気合を入れて割ります。 思ったより大きな音がしますが、砕けたガラスは肌にはやさしいようで怪我をしにくいようです。 割れたらガラスを丁寧に砕いて取り出しソケットだけにします。 ソケットにLEDを結線して完成です。 

後で書くと簡単ですが、ぺんぺんさんの熟練の手さばきとアイデアで見事な出来栄えです。

これで一通りのLED化が一応終了しました。 リアの点灯画像にスポット部分がないのは私のミスです…

今回の施工後の問題点は、 

@ フロントメインが少し暗い(他に比べてだからかも…)
A リアメインにLEDの「ツブツブ」が見え過ぎる。 
B 残光までの時間がとっても早い。

しかしフロントリア共スポットの完成度は高く明るくて大満足です。

結局この日も徹夜になりペンペンさんには苦労のかけっぱなしです… いつもありがとう!!

その3に続く…


 

 

といさん & ぺんぺんさんによるルームランプ残光&白色LED化 レポート その3


施工その2」の後の使用で今回の課題が浮いてきました。 

@ フロントメインはやはり暗い(スポットを併用すれば問題はないが…)
A リアメインが少し接触不良

以上の2点だったのですが、 ペンペンさんとしては割り箸では接触不良になるだろうと思っていたが予想通りだったのと、 職人的には割り箸をそのままにしておく事は許せない事が課題だったようです。 割り箸を使ったことによりレンズまでの距離が短くなっているのが「ツブツブ」が目立つ原因でした。

ではまずフロントメインですが、 4個直列の7列に変更し、結線も満足いくバランスで完成となりました。 明るさも期待できそうです!

フロントスポットに変更はなくフロントはこれで完成です。

次はリアメインですが、 4個直列の2列+2個と120Ωの抵抗を使用しました。 本当は抵抗なしでと思ったのですが、 元のバルブを利用しガラスを綺麗に砕ききって基盤にハンダ付けしてレンズからの距離を稼ぎ、 かつレンズの配光を見てなるべく光が拡散するようにした結果、4個直列では満足のいく配置ができませんでした。 しかし出来栄えは見事なものになりました!

リアスポットは変更なしなので、これでLED化は施工完了です。 毎回時間が足りなくて徹夜になってしまうのは、 LEDを最高の配光で配置して美しく取り付けるかを追求してしまうからなのです。 私も少しがんばりましたがガタガタになり全部やり直してもらいました… これが余計に時間がかかった理由です<(_ _)>

ペンペンさんは残光回路のFETを使い慣れていないそうで、 譲っていただいた回路では満足のいく残光時間調整に時間がかかるそうです。 そこでDDさんには申し訳ありませんが、 以前作ったヘッドライトのライトコントローラー(車速感応減光回路で信号待ちでスモール程度まで減光します)の回路を、 ルームランプに転用し新規作成するそうです。 従って現在は残光回路なしのLEDルームランプが煌々と光り輝くE34になっております。 バッテリーは費用の都合でカルシウムバッテリーのグローバルユアサのブライトスターSMF585−15に交換しました。 元のバッテリーより相当長いのですが難なくシート下に収まりました。

ちなみにそのライトコントローラー装着はもちろんの事、 キーヘッドのライトのLED化もペンペンさんの手によるものです。

またまたまたペンペンさんには徹夜させてしまいました。 次回もよろしくお願いいたします。 そして次回は残光回路施工の完結編をお届けできるかもしれません!

完結編に続く…


といさんとぺんぺんさんによるルームランプLED化のレポートであった。さあ、次は完結編だ!



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