2003年1月11日(土)

ピンネショット

今日は、いつもお世話になっているMさん夫妻から「Pinnekjøtt(ピンネショット)を食べに来ないか?」とのお誘いを受け、Mさん宅へお邪魔させていただいた。


夕方に伺うと、すでに食事の用意が整っていた。真ん中にあるのは、アクアビッツというお酒である。アクアビッツというのは、ノルウェーの蒸留酒でありアルコール度数は40%ぐらいである。「命の水」という意味である。ピンネショットを食べるときは、アクアビッツとビールを飲むらしい。


キッチンの飾り付けもこの通り。


Pinnekjøtt(ピンネショット)は、羊の肉(ラム)を塩漬けにして乾燥させたものであり、主にノルウェーの西や北の地方で保存食として食べられていたものである。普通はクリスマス時期に食べるものらしい。
もちろん、ピンネショットはそのまま食べるのではなく、前夜から水で戻して、それを蒸す。


蒸すときに、ピンネと呼ばれる白樺の角材を格子状にして鍋の底に組み、そこに水を入れる。白樺の香りがラム肉の臭みを消すらしい。


このピンネショットには、ニンジンやポテト等をすりつぶしてペースト状にしたものや茹でたポテトを付け合わせにする。「ペースト状にしたもの」の主成分はKålrotというカブのような野菜らしい。(←2003/1/26 Mさんの指摘により追記)


自家製のカボチャのスープを頂いてから、いよいよピンネショットを出してもらう。


う〜ん。美味しそうだ・・・。


さっそく、ピンネショットを食べる子供。


Good! 美味し〜い。

塩味がきついと聞いていたが、思ったより塩辛くない。それにアクアビッツとビールが良く合う。おそらく、Mさんが日本人向けに塩加減を調整してくれたのだろう。


さて、おなか一杯食べた後はデザート。オレンジのゼリー(子供用)、コーヒーゼリー(大人用)、チョコチップケーキにコーヒーまで頂いた。


オレンジゼリーが子供達に大ヒット! この子は結局10切れ以上食べた。


私も大好き!

Mさん、ご馳走様でした。是非また呼んでください(笑)。



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