今回はチロリンさんより、E36のアームのブーツ交換のレポートをいただいたので紹介しよう。
ブーツ交換前に、オイルでも交換しようと思い、久々に４Ｌで購入しました。
非常に安かったため、瞬間的に手でつかんでいました。４Ｌで千円でした。渡哲也さんがＣＭで出演していた会社の安い銘柄です。人工肛門になられてからも活躍されていたとは知りませんでした。私ももう少しまじめに生きたいですが、生き方を変えるのはなかなか難しいものです。
購入したオイルを時間を適当にかけながら600ｍｌほど入れます。多すぎるとまた、作業に影響がありますのでほどほどにします。作業後に行ったほうがよろしいと思います。蒸留タイプと違い、さめる時間などが違うなどで、量は少なめのほうが後の余韻がよろしいようです。（少し製造から日にちが経っているため、もともと緩くて甘めのやつですが、もう少し甘めになっていましたが問題ありません。１時間くらいして300ｍｌほどドレンから排出されます。）
くだらない前置きがありましたが、今日作業しようとした理由が、ブーツの亀裂（グリスは出ていない）は認識しておりましたが、春にサスペンションからオイルも噴出してきておりました。これも見ないふりをしてきておりましたが、低速度で走行していると、ゴトゴトと音が出てくるようになり、さらに信号で停車する前に左にハンドルを取られるようになったため、交換を行いました。
ショックは前に１１万ｋｍ程度で純正から交換（大きな抜け、オイル漏れなどはなかった）しており、今回は６万ｋｍでの出来事のため、今回のショックは純正タイプの違うメーカにしました。バンプラバーは２年ほど前にアッパーと交換したので、ショック以外は禁断の再使用です。さっくりと交換終了しました。取り外したショックはスカスカでしたが、上記の症状だけで速度を出せば１００ｋｍ/ｈくらいまでは普通に走行（気がついていない？）でき、長年連れ添っておりますが、まだ良く分からないところが多いです。
ブーメランもラバーの亀裂が見つかり、７年前に交換しておりまして、純正が１５年以上使えたのに対し、これはがっかりの結果でした。
当時ゴムだけ交換できることを知らず、ブーメランごと交換してしまいました。もったいないことをしました。純正パーツもゴムだけの設定はなく、マニュアル通りだとロアアームごと交換するしかなさそうです。サスペンションのアッパーマウント交換時にもこのメーカーを使用したところ、交換直後からステアリングを操作するたびにバキバキと音がするようになり、すぐに純正と交換になりました。
ブーメランの中央は外すのに苦労されているサイトを見ますが、短いスパナ、モンキーにパイプを足せばそれほどナットには苦労しないと思います。ラックもスタビライザーも外す必要はありません。外すのは叩くのでなく、牛の足（ボールジョイントプーラー フォーク)みたいなのを差込み、石頭ハンマーと言われる大きなハンマーで叩くのが早いと思います。
ロアアームは爪きり（タイロッドエンドプーラー）みたいなのでよろしいと思います。ボールジョイント部はまったく問題なく、むしろまだ動きが硬いくらいであり、ゴムの耐久が残念です。後ろの純正ロアコンブッシュも問題ありませんでした。
ここから本題ですが、国産のゴムブーツが使用出来ます。２箇所とも同じサイズです。
サイトでサイズが公表されていますので、ノギス片手に調査してみるのもよろしいかと思います。
とめている青いリングは再使用してはいけないため、丁寧に取り外し洗浄します。そして、ジョイントに耐荷重タイプのからし（ウレアタイプのモリブデンにしました）を施します。見た目、おでんにかかっていても違和感がありません。風味、味は不明ですがお勧めはできません。
新しいダストブーツの内側にグリスを入れて、表に軽くシリコンスプレーをかけ、優しく回し、滑らせながらバンドを戻します。画像では行っておりませんが、上の小さいリングは先にはめていた方が作業が早いです。
ＭＡＤＥ ＩＮ ＪＡＰＡＮ
後は戻すだけになります。
この時、言い訳になりますが、国を挙げての調査依頼の人がいらっさいまして、「この状況なので封筒はポストに入れておいてほしい」とお願いしましたが、説明を聞いてほしいと強くお願いで返され、長い説明、雑言に気をとられパーツを１つ組み忘れ、ロアアームはもう一度外すことになりました。そして夕方前に開けた封筒には問題集が２枚入っており、解答用紙が入っていないおまけつきでした。
人生、まだ修行が足りないようです。。。
国産のゴムブーツが使えるのは有用な情報だろう。BMWのアーム類に関しては、ブーツだけの部品はほとんどなく、アームごとの交換になってしまう。確かにボールジョイントも緩んでいるようならアームごとの交換でもいいが、ブーツの割れだけなのにアームごと交換しなければいけないのは、なんとかならないものかと思う。末尾ではあるが、いつも有益な情報をいただくチロリンさんに感謝する。
gmail.comまで。