2019年7月14日(日)

E36 アクセルペダルの修理 − チロリンさんより

今回は久しぶりのご登場、チロリンさんに、E36のアクセルペダル修理レポートをいただいたので紹介しよう。 


ご無沙汰しております。前にオイル漏れを2銭銅貨で修理した、チロリンです。それ以来オイル漏れも起こることなく、非常にドライなオイルパン、エンジンルームにて快適な日々の生活を送ることが出来ております。
 
さて、本題ですがマイクロフィルターでも掃除しようと(水洗いにてエアクリーナ同様、10万KM以上使い続けております。)足元のカバーを外したところ。。アクセルペダルに黒いプラスチックの粒が確認できました。

嫌な感じがしましたが、予想通りアクセルのブッシュ、(画像にありませんがアクセルワイヤーが刺さっているところも含め)がバラバラになっていました。そして触ったところ、完全に割れ落ちすべてなくなりました。

このうっかりドドメチューンで、アクセルが微妙に横に動くようになったので、隠し装置である、誤発進抑制装置が見つかったのかと思いました。某国産メーカでおなじみの横でアクセルかと思いましたが、残念ながら加速しませんでした。1/100秒の技術から1/1000秒の技術へ、あっこの瞬間が故障車だね。

場所が場所だけに、今高齢者を中心に流行の買い物時、車で入店になってはいけませんので、パーツを注文しに行きました。1週間位してパーツが届きました。

この間もしアクセルワイヤーが外れたら、手で引っ張るわけにも行きませんので、草刈機のスロットルレバーをダッシュボードにつけようかと思いが膨みましたが、幸い何も起こりませんでした。

35411152331ラバークリップ389円、35411154172ベアリングブッシュ367円が2個、35419068655リペアキットスプリング1426円でありました。すべて安心信頼の純正です。スプリングは折れていることがあるとのサービスの方からのお勧めで、注文しましたが古いパーツは取り外してみて問題ありませんでした。
 
さて、お休みの日に作業開始です。必要そうな道具をリポビタンドリンクの箱にパーツと一緒にいれ、私に潤滑油(C2H5OH)を補給します。

補給は3合程度で、多すぎると不具合がおきます。仕上がり、確実性に影響があるため、給油量が特に重要です。
 
アンダーカバーのねじを3本を普通に取り外し、ばねを外し、引っ張るとさっくり取り外せました。マニアルではクリップを外せとありますが、そのまま外れました。

この瞬間お不動さんが舞い降ります。これで不動車です。二十数年間ありがとうございました。


 
そしてクリップを外し、左右のブッシュの向きを気をつけ元に戻します。プラスチック場所はシリコングリスを使用しました。
(新しいブッシュ類の材質は改善されているのでしょうか?もしされてなくても再度交換は二十数年後でありますが。)


 
組み上がったやつを車体に戻そうとしましたが、入りませんでした。マニアルどおり、すべてのパーツが正常なら、クリップを外す必要があったためです。車体にセットする前に、クリップを挿してしまったのが失敗でした。3分ほどロスをして元に戻りました。

ペダルのレスポンスが良くなった気がしました。
 
E36の作業ですが、ワイヤータイプのオルガンアクセルにお乗りの方は一度確認してみてはいかがでしょうか。
 
そしておまけですが、嫁様の車両なのですが、給油キャップの紐をお引きちぎりになられました。経年劣化ということにしておきましたが、どうも紐だけの設定が無く、キャップごと交換のようなので、ほろ酔い気分で工作しました。その辺に捨ててあった電線の銅線と、チェーンが役に立ちました。今のところ不具合は無いようです。


 


古いBMWは特にプラスチック部品が脆くなってきており、いろんなところが割れてしまったりするが、アクセルペダルのところもか・・・。末尾ではあるが、久しぶりにメンテレポートをいただいたチロリンさんに感謝する。



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