2018年6月30日(土)

DD2号 Vベルトの交換 − BOSCH製

前回の車検に合わせてVベルトを交換しようと思って新しいベルトを購入しておいたのだが、チェックしてみたところ 交換する必要がなかったので、そのまま交換せずにいた。しかし、折角新しいベルトを購入したので、夏場を迎える前に交換しておくことにした。DD2号のVベルトは写真1のところに1本しかない。E34のDD号の時にはファンベルトとエアコンベルトの2本あったのに・・・。


写真1 DD2号のVベルトの位置

中を覗き込んでみると、写真2のようにベルトが見える。


写真2 交換前のVベルト

基本的な交換方法は以前にチェックした時のレポートが詳しいので、今回は作業の様子だけ報告する。交換には写真3のような長いブレーカーバーがあれば便利だ。


写真3 長いブレーカーバー

ブレーカーバーの先端には、写真4のようなT-60のトルクスビットを取り付けてある。


写真4 T-55トルクス

このトルクスビットを取り付けたブレーカーバーを写真5の位置に差し込む。これはVベルトに張力を発生させるテンションプーリーの台座のところだ。


写真5 テンションプーリーの台座

写真6のようにトルクスを差し込んで右に回すと、Vベルトの張力が弱まる。


写真6 張力を弱めているところ

Vベルトのテンションがなくなると、写真7のように簡単にベルトを外すことができる。


写真7 ベルトを外したところ

以前に購入しておいたVベルトはBOSCH製のもので、6PK1990だ。この型番は、ベルトに6つ山があって長さが1990mmであることを示している。写真8に新旧のVベルトの比較を示す。


写真8 Vベルトの新旧比較(左:旧、右:新)

写真9に示すように、二つのベルトに印刷されている文字が違う。


写真9 Vベルトの新旧比較(上:旧、下:新)

ベルトの取り付けは取り外しの逆の手順だ。といっても、Vベルトの取り回しは複雑なので、外す前にじっくり観察して取り回し方を覚えておこう。ちなみに、張力を緩めて最後に取り廻すところは、写真10のプーリーのところが便利だろう。


写真10 最後にベルトを取り廻すプーリー

新しいベルトを取り付けたらきちんとベルトが取り廻されていることを確認したあとエンジンを始動する。写真11のように、ベルトやプーリーがスムーズに回っていることを確認して作業終了だ。


写真11 エンジンをかけてチェックしているところ

DD2号はE63 630iであり、ロングノーズの6シリーズのエンジンルームに3リットルの直列6気筒エンジンを搭載している。同じ車体で4.4リットルのV8エンジン搭載モデルがあることを考えると、DD2号のエンジンルームは比較的スペースの余裕がある。そのため今回のようなVベルトの交換ぐらいの作業は何ら他の機器を外すことなく、エンジンルームに手を突っ込んで作業すればできる。意外と整備性がいいことに気づいた。



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