2012年6月17日(日)

オルタネータのレギュレータ交換 − リベンジ

先日、「オルタネータのレギュレータ交換 − その1」で、オルタネータを外したら用意していたレギュレータと異なるもので交換できなかった、というレポートを掲載した。自分でレポートを書きながら、どっかで聞いた話だなぁと思っていたら、実はboven7さんと全く同じことをしていたのだ。DDが他の人のレポートから全く学習していないということがよく分かる(苦笑)。

boven7さんはその後のレポートで、適合するレギュレータを用意し交換されていた。もちろん、DDも適合するレギュレータを手に入れて交換したいところだ。

DD号に付いているオルタネータに適合するレギュレータは、

レギュレータ(BOSCH)   P/N: 12311747920

ディーラー価格は24,360円だ(笑)! もう、笑ってしまうような価格だ。もちろん、ディーラーでなんか買えないDDはもっと安い入手方法を考えるわけである。

まずは、よく個人輸入で使っているPelican Partsでの価格を調べてみると、BOSCHのOEM品で$100だった(2012年6月現在)。たかっ! 

AutohausAZでは、同じくBOSCHのOEM品で$78.11である。Pelican Partsより少し安いが、前回のレポートで用意したレギュレータが$8.83だったことを考えると天文学的数字だ!(大げさな・・・) 国内では楽天市場で見つけた。これも約7,000円と結構高い。

仕方がないので、インターネットを使っていろんなところを探し回ってみた。そして見つけたのは、写真1に示すようなサードパーティ(Magneti Marelli)のものである。


写真1 サードパーティのレギュレータ

価格は、送料込みで$14.98だった。やすっ!? 購入先はラトビア共和国の自動車商からだ。ラトビアってどこ?(笑)

箱を開けてみると、写真2〜4に示すようなレギュレータが入っていた。大丈夫か、コレ?


写真2 レギュレータ(1)


写真3 レギュレータ(2)


写真4 レギュレータ(3)

なんかカーボンブラシがグラグラしているような気がするが、キニシナイ、キニシナイ・・・。

では、早速、レギュレータを交換してみよう。まずは写真5のようにオルタネータを外す。このあたりの作業については、前回のレポートを参照してほしい。もちろん、バッテリーのマイナス端子は忘れずに外しておこう。


写真5 外したオルタネータ

そして、裏側のカバーを外すと、写真6のようにレギュレータが見える。


写真6 裏カバーを外したオルタネータ

写真6の赤矢印のネジを外すと、オルタネータを外すことができる。写真7、8にオルタネータの新旧比較を示す。


写真7 新旧比較1(左:旧、右:新)


写真8 新旧比較2(左:旧、右:新)

写真7に示すように、古いオルタネータはカーボンブラシがかなり短くなっている。そろそろ交換の時期だったか。

新しいレギュレータをオルタネータに取り付けたところを写真9に示す。


写真9 新しいレギュレータを取り付けたところ

取り付けた感じは問題なさそうだ。ブラシがグラグラすることもなく、キチンと取り付けられているようだ。あとは、このオルタネータに裏カバーを取り付け、車両に取り付ければいい。写真10に作業終了時のDD号のボンネット下を示す。


写真10 作業終了後

まぁ、見た目では何も変わらない・・・(笑)。

さて、バッテリーのマイナス端子を接続して、オルタネータをチェックしてみよう。まず、エンジンをかけずにバッテリーの電圧をOBCで測ってみたら、写真11のように12.37Vと表示された。


写真11 エンジンをかけていないときのバッテリー電圧

次にエンジンをかけてみて同様にバッテリー電圧を測ったところを写真12に示す。


写真12 エンジンをかけたときのバッテリー電圧

エンジンをかけたときには14.09Vだった。エンジンの回転を動力としてオルタネータが発電し、レギュレータで電圧が制御されてバッテリーに発電した電気が蓄電される。14V強ということは、きちんと発電し、電圧も制御されていると思われる。たぶん、大丈夫だろう。

オルタネータの不具合については、あまり聞いたことがないのだが、たまに、オルタネータのレギュレータが壊れて過電圧がバッテリーにかかったり、発電しなくなったりする話を聞こともある。心配な人は、チェックしてみてはどうだろうか?



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