2011年4月16日(土)

ソーラー充電器の設置 − 仮付け

最近、DD号に乗る機会が少ない。今年になって、ガソリンスタンドで2回しかガソリンを入れてないし・・・(苦笑)。あまり車に乗っていないとバッテリー上がりが心配になる。take-Mさんで車検をお願いしたときも、「バッテリーが弱っているから充電しておきました」って言われたし・・・。

というわけで、バッテリーの自然放電や車の暗電流分を補充するため、ソーラー充電器を取り付けてみることにした。購入したソーラー充電器を写真1に示す。


写真1 購入したソーラー充電器

購入価格は2,699円(送料込み)だった。最大出力は2Wと書いてあるが本当だろうか?

この箱の中には、写真2のように、ソーラーパネル、配線類、吸盤が入っている。


写真2 ソーラーパネル、配線類、吸盤など

このまま取り付けてもいいのだが、写真2のようにソーラーパネルに付いているケーブルがちょっと長いので短くしておこう。ソーラーパネルの裏を見てみると、写真3のようにネジが隠されている丸いプラスチックの蓋が見える。


写真3 ネジが隠されている箇所

この蓋を写真4のようにして精密ドライバーで外すと、写真5のように裏蓋を固定している金属のネジが見える。


写真4 蓋を外しているところ


写真5 裏蓋を固定しているネジ

このネジをすべて外すと、写真6のように裏蓋を外すことができる。


写真6 裏蓋を外したところ

ソーラーパネルとケーブルを接続している部分は、写真7のようになっている。


写真7 パネルとケーブルの接続部分

このケーブルのハンダ付けされている部分ををハンダごてで外し、外したケーブルを写真8のように短くカットする。


写真8 短くしたケーブル

このケーブルをパネルにハンダ付けしてパネルの裏蓋を元通りにすると、写真9のようにケーブルを短くしたソーラーパネルのできあがり!


写真9 ケーブルを短くしたソーラーパネル

さて、このパネルを車に取り付ける前に、もう一つすることがある。裏蓋を外したところを見てもらえばわかるのだが、基本的にパネルとケーブルは直結されているので、バッテリーに接続したときに電流が逆流しないように保護用のダイオードを入れる必要がある。

部品箱の中から適当なダイオードを探すと、写真10のようなものが見つかった。これは順方向電流が30Aなのでかなりのオーバースペックだが、電圧降下が小さいショットキーバリアダイオードはコレしか見つからなかった。


写真10 ショットキーバリアダイオード

写真11のように、このダイオードをソーラーパネルからの配線に接続するとともに、車両の配線に接続するためのギボシ端子も接続する。


写真11 ダイオードとギボシ端子を付けた配線

ここまでできれば、あとは車両に取り付けるだけだ。配線は、写真12のようにエアコンパネルの裏にある常時12V電源とGNDに割り込み接続する。


写真12 配線を接続しているところ

また、配線先のコネクタは、写真13のように助手席側のダッシュボードの横に出した。


写真13 配線先のコネクタ

このコネクタにソーラーパネルを取り付け、とりあえず写真14のように助手席側のフロントガラスに吸盤で固定した。


写真14 吸盤で固定したところ

DDはいつも車を駐車しているときに、必ず写真15のような銀色のサンシェードを付けている。これは紫外線や熱による内装の痛みを極力防ぐためだ。


写真15 サンシェード

写真のように、ソーラーパネルをフロントガラスに吸盤で貼り付けているため、サンシェードをしても問題なくパネルに光があたる。これで、とりあえず仮付けは完了だ。

そういえば、このソーラー充電器でどれぐらいの電力を発生させることができるのだろう? 写真16のように、車両にソーラー充電器を接続した状態で充電電流を測ってみた。


写真16 充電電流の測定中

ソーラーパネルを太陽の方向に向けると、写真17のように充電電流が70mA程度流れた。ということは、1W程度か・・・。夏の昼間なら1.5Wぐらいは発電できそうだ。


写真17 充電電流

写真のように70mAも流れればバッテリーの補充電としては十分だ。しかし、もちろん、天候や陽のあたる角度によって、ほとんど充電電流が流れないことも大いにある。幸いDD号は南向きに駐車しているので、天気のいい日にはバッテリーの補充電程度の充電電流なら確保できそうだ。

なお、現在は、ソーラーパネルをフロントガラスに吸盤で仮付けしているが、もちろん、運転時には取り外さないといけない。ソーラーパネルの設置場所については、また考えないといけないなぁ・・・。



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