2011年3月9日(水)

E90 ルームミラーのぐらつき修正 − ミッチョさんより

E90に乗り換えられたミッチョさんより、ルームミラーのぐらつき修正レポートをいただいたので紹介しよう。ちなみに、ルームミラー取り付けの構造はE34時代から変わっていないので、いろんな車に応用できる。


愛車の自動防眩ルームミラーはETC車載機が内臓されている。とても便利なものだが、その分分厚くて重量もあり、ぐらつきが気になっていた。取り付け部分の構造を調べて修正をしてみた。

 

【ルームミラーの取り外し】

1.ミラーのベースカバーを外す

ミラーのベースカバーは左右2分割になっていて、はめ込まれているだけである。左右方向に引っ張れば取り外せる。カバーを外したミラーのベース部分と、カバーを写真に示す。


ミラーベースのカバーを取ったところ


取り外したベースカバー

2.ミラーの取り外し方

ミラーのガラス取り付け部分を中心に、60度ほどひねるとミラーが外れる。ひねる方向は左右どちらでもかまわない。

配線はETC内臓ミラーの場合、防眩ミラー用の10Pと、ETC用の3Pコネクターで、これを抜き取ると、ミラーは取り外すことができる。


ミラー固定部


ミラー側のコネクター

 

【ぐらつきの修正】

1.固定部分の分解

ミラー固定部分は、3個のプラスねじを外すだけで写真5のように分解できる。


固定金具を分解したところ

内部には3本の金属棒が固定されていてばねの役割をしているが、下の写真のようにミラーの重みで曲がっているのが分かる。この棒の曲がりを修正してやれば、ぐらつきは解消できるはずだ。


曲がった固定用の金属棒

棒の曲がりを修正し、元通りにくみ上げてみると、ぐらつきはずいぶんとましになった。ただ、多少のぐらつきは構造上しかたがないようだ。


ミラーを一旦外してから再び取り付けると、少しガタツキのあるときがある。そんなときは、上記の方法を試してみてはどうだろうか。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたミッチョさんに感謝する。



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