2011年2月12日(土)

手動シートリクライニングのガススプリング交換 − つばめさんより

いつも@KANSAIオフでお世話になっている つばめさんより、 面白いレポートをいただいたので紹介しよう。


手動シートな皆々様、リクライニングレバーを引くと、「バタッ」ってシートバックが後ろに倒れてしまいませんか!? それは、シートリクライニングのガススプリングが反力を失ってるからです。。。

今回、つばめがレポートしていますが、このE34の所有者は、いつも吹田オフでお世話になっておりますTINAさんです。

まず ターゲットのガススプリングですが、下図の赤で示した[7]番のブツでシート1脚に2本取り付けられています。

もちろん、交換に際してはシートを車外に取り出さなくてはなりません。今回、しばらくメンテオフも無く、禁断症状の出かけた方々が、某スーパーの屋上パーキングに集まり御協力頂きました。

そして、取り外しは。。。 あっという間に、バラバラです。取り外し方はこちらを御参照下さい(リンク先は電動シートですが、取り外し方は同じです)。

これがガススプリングですが、その反力が550N・・・。手で縮むはずもありません。

で、TINAさんがスプリングコンプレッサを用意していて下さいましたが、ちょっと取り付いてる場所に入りそうもなく・・・。

つばめの用意した油圧シリンダで縮める事になりました。下の写真がその油圧シリンダです。

使い方はといいますと、こんな風に極太の配線結束バンドと共に縮めて・・・。

ほら、こんな感じ(笑)。 これをこのまま取り付け、結束バンドをニッパーで切断すればOKです。

「シートに実装」の図

ちなみに、抜け止めに部品図の25番のワッシャがありますが、これは新品を用意しておいた方が良いでしょう。

ガススプリングを縮めたまま取り付けが出来たので、作業はかなりスムースに進み、所有者のTINAさんも 「お〜〜〜 シートが後ろに倒れない!!」と、大喜びしておられました。


手動調整型のシートは、電動シートに比べて手早く簡単に調整できるため、実は使いやすい。でも、ガススプリングはヘタっていては使い物にならない。上記のような方法で簡単に交換できるようなので、ガススプリングが効いていないと思う方は交換してみてはどうだろうか? 油圧シリンダがなくても、スプリングコンプレッサで縮めてから結束バンドで縛れば同じことができそうだ。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいた つばめさんに感謝する。



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