2010年8月15日(日)

LKMの改造 − ライセンスランプ警告

先日、@KANSAIのオフ会に参加したときにTINAさんにお会いした。そのとき、「ヘッドライトをHIDにしたからか、最近、DIP BEAM警告が出るんですよ〜。LKM、改造してもらえません?」とのお話しがあった。残念なことに、そのときはLKMを改造するための道具を持っていなかった。でも、いつもオフ会の時に飲み物を持ってきてくれるTINAさんからのお願いとあらば、なんとしてでも解決しないといけない。

そこで、とりあえず、DD号に付いている改造済みのLKMとTINA号のLKMを交換することにした。これで、TINA号のDIP BEAM問題は解決だ。

しかし、TINA号の無改造のLKMをDD号に付けると、リアのナンバープレート灯をLEDにしているDD号は、写真1のような警告を出すようになってしまった。


写真1 ライセンスランプ警告

そういえば、DD号のナンバープレート灯をLEDにしたときに、LKMを改造したんだっけ? これは、もう一度改造すれば済むことだ。そんなわけで、再びLKMを改造することにした。

まずは、ボンネットを開け、写真2の位置にあるLKMを引き抜く。


写真2 LKMの位置

写真3のように、取り外したLKM(元TINA号のもの)は、以前に改造したLKMと同じ型番の61.35−8356017であった。これはラッキー!


写真3 取り外したLKM

箱に付いているツメを外しながら、外箱を開けプリント基板を確認する。写真4に箱を開けたLKMを示す。


写真4 箱を開けたLKM

間違いなく同じものだ。この写真4の赤矢印で示すところが改造箇所だ。この部分の拡大を写真5に示す。


写真5 改造箇所の拡大写真

改造の準備として、写真5の左側の赤矢印で示した部分のプリントパターンを、カッターナイフで何カ所か切り込みを入れてカットする。一方、右側の赤矢印の部分は、精密ドライバーのマイナスを使ってプリント基板に塗られている保護材を丁寧に剥がしておく。写真6に準備作業をしたプリント基板を示す。


写真6 準備作業後

準備ができれば、なるべく細い配線を用意して、写真7のように保護材を剥がしたランドパターンとアース部分をハンダ付けで接続する。


写真7 ハンダ付けで接続したところ

これで改造作業完了である。先の細いハンダごてとピンセットがあれば、そんなに難しい作業ではない。不器用なDDでも楽勝だ! なお、改造後はもちろんライセンスランプ警告は出なくなった。



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