2010年2月9日(火)

クーラントレベルスイッチのOリング交換 − NA-73さんより

今回は、久しぶりにご登場のNA-73さんより、クーラントレベルセンサのOリング交換レポートをいただいたので紹介しよう。


私の車両は95年式の520で、以前から時々クーラントレベルスイッチの所からクーラントが漏る事があり、その都度「締め増し」で対処しておりましたが、今回は寒さの為か、「締め増し」では止まらない為、Oリング を交換しました。OリングのP/Nは61311361249です。

【用意するもの】

  1. 手動ポンプ
  2. クーラントを一時入れる容器
  3. 30mmのスパナまたは、モンキーレンチ
  4. Oリング(61311361249)

 

【作業】

@車両の下の作業スペースを確保する為、ウマ掛け等を行います。私は、オイル交換等で「スロープ君」を使用しており、今回の作業もスロープ君を使用しました。(スロープ君の写真はありません)

A手動ポンプでリザーブタンク内のクーラントを吸い取って、用意した容器に移します。

Bクーラントレベルスイッチのコネクタを外します。ロックは指で摘むと簡単に外れます。

C30mmのスパナまたは、モンキーレンチを30mmにしてクーラントレベルスイッチを左に回して外します。樹脂製なので、劣化が気になりましたが、意外と普通に取り外せました。

DOリングを外します。外したOリングと新品のOリング(左)を並べて比べます。

今まで使用していたOリング(右)は平べったく薄くなっており、これでは漏れてしまうのも当然です。クーラントレベルスイッチの状態です。

Eクーラントレベルスイッチに新しいOリングを取り付け、今度は右に回して取り付けます。この時に、クーラントが漏れないよう締めすぎには十分に注意をしながら硬く締めます。私はカンで締めました。

Fあとは、クーラントレベルスイッチのコネクタを取り付け、容器に移したクーラントを手動ポンプでリザーブタンクに戻します。

G最後に、水温が常温になるまでアイドリングを行い、クーラントの漏れがない事を確認して作業終了です。

最後に、メンテナンス作業は各人の自己責任でお願い致します。


ちょっとわかりにくいかもしれないが、クーラントレベルセンサは 、ラジエターのリザーバータンクの底部分に付いている。そのため、ラジエターを外さなくても、車両の下側からアクセスできる。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたNA-73さんに感謝する。



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