2008年5月15日(木)

E32 アクセルワイヤーの交換 − あるぴな小僧さんより

前回に続いてE32アルピナにお乗りのあるぴな小僧さんより、アクセルワイヤーの交換レポートをいただいたので紹介しよう。


【はじめに】

ナビ取付けに合わせてアクセルワイヤーの交換を行ったのでレポートする。本当はオートクルーズのワイヤーも一緒に交換したかったのだが製造中止で手に入らなかったため仕方なくアクセルワイヤーのみの交換になった。

 

【作業】

アクセルワイヤーとオートクルーズワイヤーの現状

ワイヤーの中間部分。少し曲げるだけで表面のナイロンがパキパキと割れていく。

新品のアクセルワイヤー

ワイヤーの固定部分


スロットル側


アクセルペダル側


室内貫通部(エンジン側)

貫通部は嵌め込み式になっている。室内側よりラジオペンチ等ではさんで外す。小僧はホースプライヤーを使った。

おっと。そのまえにペダルとの連結部を抜き取る。ここはゴムのブッシュで入っているので簡単に取れる。このブッシュは室内のためほとんど傷んでいない。再使用のため外しておく。

外したワイヤーと新品の比較。ワイヤーの長さは変わっていないが外のチューブの長さが変わっている。旧品が延びたのか新品が短いのかどっちだろう?

わかり難いのでアップ画像。スロットル側のゴムブッシュを抜こうとしたらちぎれてしまった。


スロットル側(張り調整部の形状が少し変更されている。)


ペダル側

スロットル部のソケット新旧比較。


黒い方が新品

抜くときは簡単であったが入れるときが難しい。手がまったく入らない。ワイヤーの先端を穴に通して室内からワイヤーを引張って何とか嵌め込めた。

スロットル側のセット。ブラケットにゴムブッシュを挿入し、ワイヤーをぐりぐりと押し込んでいく。根元までしっかりと入れる。新品のブッシュの方が汚いが多分劣化防止の薬が塗ってあるためだろう。

室内側のペダル連結部のセット。先にゴムブッシュを入れてワイヤー先端のフックを押し込んでいく。

取替え完了。ワイヤーの張り具合を調整(指で持ち上げてカタカタとなる程度)する。

問題はオートクルーズのワイヤーだ。錆びて千切れそうである。

アクセルワイヤーをもう1本購入しオートクルーズ用に転用しようと考えている。ただ長さが少し短いんだよなぁ。後はまたの機会に。

新品に換えてレスポンスが良くなった気がする。気のせいかな?


このレポートはE32のものだが、基本的にはE34も同じだ。皆さんのアクセルワイヤーもそろそろ交換時期かも?

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたあるぴな小僧さんに感謝する。



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