2008年1月16日(水)

ヒーター補助ポンプの修理 − ゆきみちさんより

ゆきみちさんより、ヒーターバルブの下にある補助ポンプの修理レポートをいただいたので紹介しよう。


11月からヒーターの効きが悪く、掲示板でも皆様にご相談しましたが、ウォーターバルブ、補助ポンプあたりが怪しいと考えつつも、走行中は温風が出る為、そのまま年を越えてしまいました。

さすがに長野県の冬は、気温が氷点下になる事も多くなり、信号待ちの時間だけでも冷風になるので、寒さに耐え切れなくなって…やっと重い腰をあげました。

部品注文する前に取りあえず様子見で分解してみました。

ウォーターバルブ部分は、冷間時であれば取外してもクーラントは溢れてきません。

まずは、ウォーターバルブの中をチェックです。内部はいたって綺麗で固着等はありません。

通電すると正常に動きます。

次に補助ポンプですが…

左から、送水の為のフィンの部分、磁石、本当はフィンの部品と一体となっていると思われる部品、それらが収納されているカバーです。

たぶん、このような状態が正常だと思います。

ここが欠損したと思われます。

結果、磁石が遊んでしまい、送水用のフィンに力が伝わらず送水できなくなったと思われます。このポンプは直接モーターに繋がっておらず、磁力でフィンを回しているんですね〜。

部品はまだ何も注文もしていませんので修理してみることに…。  要はフィンと磁石が固定されれば良いのですから、接着してみました。

とりあえず、接着に使用したのは…(以前、ルームミラーが取れてしまいベースの接着に使用しました)

瞬間接着剤の弾性タイプですが、耐熱・耐水の表示が無い為、どこまで耐えられるかが疑問です。少し心配だったので、硬化後、鍋で煮て様子をみると…ちょっと力を加えただけで剥げてしまいました。失敗です。一度剥離し、接着剤を変えました。

浴室用の充てん接着剤です。耐水・耐熱(200℃)・耐寒(−50℃)!これなら…??

硬化後、組み直してエンジン始動!

暖かい!暖かい!取りあえず正常作動しているようです。いつまで持つか判りませんが取りあえずこのままで様子を観る事にします。

今回の修理費用…○バスコーク¥310

本来なら、ポンプ交換が最良でしょうが…ケチケチメンテのレポートでした。


補助ポンプを分解して修理してしまうとは! まぁ、普通は交換だが・・・(笑)。

末尾ではあるが、有用(?)なレポートをいただいた ゆきみちさんに感謝する。また、関西オフにも参加して欲しいものだ。



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