2007年11月17日(土)

ドアハンドルにLED照明 − 回路製作編

先日、BMW@KANSAIの夜オフに参加していたら現行の7シリーズがあった。それを見ていると、リモコンでアンロックしたときに車外側のドアハンドルがうっすらと光っていた。なんか格好良さそうで便利そうな機能だ。

一方、9月にDaisukeさんに東京でお会いしたときに愛車に乗せていただいたのだが、そのときドア内側のドアハンドルにLED照明が付いていた。これも便利そうだ。

DDはあまりLEDには興味がなかったのだが、最近ネタ不足なので、便利そうなので、ちょっと取り付けてみようかな〜、と考えていた。

そんなことをオフ会の時に話していたら、A氏に「外のハンドル照明はやっぱりポワンと点いて、ポワ〜っと消えていかないとね〜」と言われた。いや、普通に点いて普通に消えるだけでいいんだけど・・・・(苦笑)。

そんなわけで(どんなわけだ?)、「ポワンと点いてポワ〜っと消える」ための回路を製作することにした。なんか面倒なんだけど・・・。

まぁ、回路は手持ちの部品とPICで適当に作って、あとはプログラムに任せるとしよう。とりあえず設計した回路を図1に示す。


図1 回路図

プログラムは、こちら

ドアをリモコンで解錠すると、1秒待ってから車外側のドアハンドル照明がポワンと点灯し、10秒間点灯した後、ポワ〜っと消えるようにしている。また、点灯しているときでも、リモコンで施錠すると消灯するようにした。

一方、車内側のドアハンドル照明は内装照明と同じように点灯/消灯するものとする。すなわち、内装照明の配線に接続すればいい。

さて、回路図とプログラムができれば、早速、回路の製作だ。必要な部品は写真1の通り。


写真1 部品

これをちゃちゃっと組み立てて・・・・。 とりあえず回路図通りに組み立てたところを写真2に示す。


写真2 組み立てた回路

これを写真3のように黒い箱に入れて、制御回路はできあがりだ。簡単、簡単!


写真3 点灯制御回路

さて、ドアハンドルに付けるLEDだが、Yahooオークションを見ているとテープ状のLEDが出品されているのに気付いた。これは長さ5cm、幅8mmのテープ状の基板に3個のチップLEDを付けたもので、+12Vを与えれば点灯するものだ。ちょうどドアハンドルの照明に良さそうなので購入してみた。

購入時には、写真4のように5cmのテープが5個連結されている。


写真4 購入したLED

車外側のドアハンドル用には白色を、車内側のドアハンドル用には黄色を購入した。

これを5cmに切断して、写真5のように配線する。写真5は車内側ドアハンドル用だ。


写真5 LEDに配線したところ

配線の反対側には、写真6のようにコネクタのピンを取り付けた。


写真6 コネクタのピンを取り付けたところ

さらに、これを防水加工するために、写真7のような透明の熱収縮チューブを被せ、


写真7 透明の熱収縮チューブを被せたところ

写真8のように加熱し(ガス式はんだごての熱で加熱している)、


写真8 加熱しているところ

写真9のように防水加工した。


写真9 防水加工したところ

一方、車外側ドアハンドル用は、写真10のようにケーブル線を配線し、


写真10 ケーブル線を配線したところ

写真11のように透明の熱収縮チューブで防水加工した。


写真11 防水加工したところ

これで電気的な回路とLEDは用意できた。あとは車体に取り付けるだけだ。「ドアハンドルにLED照明 − 取り付け編」に続く。



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