2004年12月23日(木)

ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その1

皆さんの車は助手席側のワイパーアームがボンネットと干渉していないだろうか? E34の多くは、ワイパーアームの付け根がボンネットに当たっており、ワイパーアームやボンネットが削れてしまっている。これは、E34の持病のようなものだ。

ワイパーアームがボンネットに当たっていると、雨がボンネットの裏側を伝ってエンジンルーム内に入ってしまい、いろんな悪影響を及ぼしてしまう。酷くなると、ボンネットの中まで雨が侵入してしまう。

そこで、ボンネットとワイパーアームの干渉対策をしてみた。

写真1にDD号のワイパーアームを示す。


写真1 DD号のワイパーアーム

助手席側のワイパーアームの付け根を見ると、写真2の赤矢印のようにワイパーアームがボンネットに当たっているのがわかる。


写真2 ワイパーアームの付け根

ボンネットを開けてワイパーアームの付け根を見てみると、写真3のように当たっているところが削れている。


写真3 削れているワイパーアーム

もちろん、ボンネット側も同じように削れているはずだ。これはちょっとヤバイかも・・・。取り敢えず、当たらないように対策しなければ・・・。

まずは、写真4の赤矢印に示すワイパーアームの付け根のプラスチックのカバーを外す。これは、手で簡単に外れるはずだ。


写真4 ワイパーアームの付け根のプラスチックカバー

そして、写真5のように、その下にある13mmのナットを外す。


写真5 ナットを外しているところ

ナットが外れたら、写真6のようにしてワイパーアームを外す。ワイパーアームのバネが強いので、気を付けて外してほしい。


写真6 ワイパーアームを外しているところ

ワイパーアームが外れたら、写真7のように、下部がテーパー状になったボルトが見えるはずだ。


写真7 ワイパーアームが付いているボルト

今回は、ワイパーアームの取り付け角度を調整する。すなわち、ワイパーアームを少しだけ上の角度に取り付けるのだ。取り付け方法は、取り外し方法の逆順だ。

これにより、ワイパーアームが少し上の位置で止まり、ボンネットと干渉しなくなる。

写真8に、少し上側に取り付けるように調整したワイパーアームを示す。


写真8 少し上に取り付けたワイパーアーム

写真9を見てもらえばわかるのだが、確かにボンネットをワイパーアームが干渉しなくなっている。


写真9 干渉しなくなったワイパーアーム

とりあえず、これで安心である。写真10に調整後のワイパーアームを示す。


写真10 調整後のワイパーアーム

やはり、少しだけワイパーアームが上がっているが、さほど気になるほどではない・・・。あ、でも、やっぱり気になるかなぁ・・?

まぁ、ボンネットに干渉しているよりはマシだろう。とりあえずは、このままにしておくが、近いうちに「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その2」と題して、別の対策方法を紹介しよう。  と言いながら、アイデアはないが(笑)。

そう言えば、「ワイパーアームを新しくするとボンネットと干渉しなくなる」という話を聞いたことがあるがどうなんだろう?



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