2004年11月12日(金)

未塗装樹脂パーツ光沢復活剤 − yamakawaさんより

yamakawaさんより、未塗装樹脂材の光沢復活剤なるもののレポートをいただいたので紹介しよう。樹脂パーツは熱や紫外線による経年劣化で白色化し脆くなっていくものだが、その光沢を復活させるようなもののようだ。


イエローハットで未塗装樹脂材の光沢復活剤なるものがありました。ちょうど、見てくれ向上中のBMWで使いたい所があったので購入しました(たしか?DDさんのメンテでもどこぞのメーカーの紹介がありましたよね?)。

メーカー、商品名称は、ソフト99の『未塗装樹脂パーツ光沢復活剤』です。体験サイズ(8ml)で1050円(ものすごく高い!でも、ものすごく気になるオーラがプンプン)でした。レギュラーサイズは30mlです。値段は高いので記憶に御座いません。
(当初はクリアーラッカーで誤魔化そうと思いましたが・・・手が伸びてました、こんな小さい箱に目が行くとは、神様の思し召しでしょうか?・・・もしかしたら、大昔から売っていたのでしょうかね?)

光沢剤塗布の対象部品はツーリングのリア側両サイドのヒンジ式横開き窓のロック金具?の黒い樹脂部です(実車は完全に白化していて、叩くと割れそうな感じでした)。

商品写真と白化した金具です。

写真のスポンジは大きく見えますが、塗布対象部品に合わせて、5mm角程度にカットして使いました。

あまりにも素材の状態が悪いのか、何回か重ね塗りと言うよりも、染込ませた感じでしたね。この光沢剤は耐熱性が300℃なので、ドライヤーで半強制乾燥させて、再度塗り重ねてこうなりました。


塗布直後


ムラがわかりますかね


何とか見られそうです

ワイパーの付け根のカバー程度の白化であれば、一回塗布で充分に効果があります。また、前述の金具のようなムラは出ませんでした。でも、この金具に使った限りではインチキ商品と思った位です。

取り敢えずは艶が出たので良しとしますが、6ヶ月〜1年の耐久性とやらが、どんなものか見て行きたいです。エンジンルーム内だと、E34の場合は、エンジンカバー、エアクリ等々かな? 樹脂用とはありますが、対象部品がサイレンサーともあるので、耐熱塗装上には塗れるのかな?

箱書きの説明の中からですが、自然乾燥の中では、指で触れる程度になるのが24時間後、完全乾燥までに、3〜4日かかります。その間に、擦るとか、雨は駄目だそうです。

熱にも強いので、サイレンサーとか、エンジンルーム内の樹脂に使う場合には、エンジンをかけて、熱を与えてしまえば、簡単に乾燥するように書いてありました。24時間も待てないので、ドライヤーを使っちゃいました、、、。

しかし、参考温度と時間表記は記載無しです・・・。サイレンサー用の耐熱塗装みたいに考えれば、自然乾燥よりは、熱をかけた方が、皮膜強さは出そうに思いますが・・・。

興味があれば探してみてください。 コンパウンド、艶出し剤などのコーナーで見かけました(相当注意しないと見つかりません、、。こんなの国産車ユーザーで買う御馬鹿はいないはずです、、、。)


これは以前にレポートした「スーパーハード塗布 − 白色化した外装プラスチックの復活」と同じようなものなのだろうか。

末尾ではあるが、いつもチャレンジングなレポートをお送りいただいているyamakawaさんに感謝する。



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