2023年1月28日(土)

DD2号 フロントスタビリンクの長さ調整 − 試運転で調整

自作したフロントスタビリンクだが、純正のものより1.8cm長くした35.1cmのもので何日か走ってみたところ、確かに凸凹道での乗り心地は良くなっている。ただ、カーブ時のハンドリングは少しだけ違和感がある。自作スタビリンクは長さが調整できるため、長くしたり短くしたりして乗り心地やカーブでの安定性を調べてみよう。そのうえで、ちょうどいい長さに調整してみよう。

まずは、写真1のようにフロント側をジャッキアップしてウマをかける。スタビリンクの長さ調整だけならタイヤを外す必要はない。


写真1 ジャッキアップしてウマをかけたところ

下側から覗くと、写真2のように左右のスタビリンクの下側が見える。


写真2 左右のスタビリンクの下側

ここで、写真3に示すスタビリンク下側のナットを緩めてスタビリンクの下側をスタビライザーから外す。


写真3 スタビリンクの下側

スタビリンクを外したら、写真4の矢印で示す緩み防止ナットを緩めてボールジョイントを回すことで長さを調整する。


写真4 緩み防止ナット

この部分のネジはM10×1.5である。すなわち、1回転させると1.5mm延びたり縮んだりする。これを利用して、左右均等に長さを調整する。調整後、写真5のように緩み防止ナットをキッチリ締めてから、スタビリンクをスタビライザーに固定する。この手順でスタビリンクの長さが簡単に調整できる。


写真5 長さ調整後のスタビリンク

さて、このようにしてスタビリンクの長さを調整して試運転してみたが、スタビリンクを長くしていくとカーブ走行が安定せず、カーブを曲がるときにステアリングを微修正しないといけなくなり運転しにくい。一方、スタビリンクを短くしていくと凸凹道で乗り心地が悪くなっていく。カーブ走行が安定するところでなるべくスタビリンクを長くすればいい感じにバランスするようだ。その結果、スタビリンクの長さ(上下のボルト中心間距離)を34.9cmにした。これでしばらく走ってみるか。



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