2018年9月8日(土)

E39 イグニッションスイッチの交換 − コロすけさんより

今回は常連のコロすけさんより、E39のイグニッションスイッチの交換レポートをいただいたので紹介しよう。 


DD様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。サボっている訳じゃありませんが、なかなかメンテらしき物を実施せずに無事に走っております。

【はじめに】

コロすけ2号機もようやく70,000Kmを超え慣らしも終盤、これからは4000回転迄上げて走れるな(笑)っと思っている矢先、・・・ん? エンジン始動に何か違和感・・・

室内が静まり返っているじゃありませんか(笑)。ナビに電源がぁ〜〜ってかナビが働いていません。まぁエンジンは掛かっているしナビの電源が来ていないだけなので、何処かのヒューズでも逝ってしまったのでしょうと。明るくなったらヒューズを確認しましょうかねと気を取り直して帰路に着こうとメーターを見ると

エアバック警告が、ぼんやり点灯…? 写真ではハッキリと写っていますが、通常点灯のエンジンチェックランプ(笑)の光量が正常点灯時光量です。帰宅途中にナビの復活(笑) 電気…恐るべし。

翌朝明るくなってからの

空調電源ON。スロコンも正常ですが、ナビに電源が来ません。。。

【確認作業】

まず、ヒューズの確認を。グローブボックス内。

え〜〜っとぇ〜っとぉ…(笑)

トランク内バッテリー上部

え〜〜っとぇ〜っとぉ…。確認するも、目に見えての切断等は無し。。。

診断機を掛けてみるもエラーは沢山有るものの訳が分からない(大笑)。電気関係なので、速攻で私のスキルでは無理と判断し、御友達のE39界の電脳博士ater氏に相談をしヒントを頂く。

原因追究?の為に、不都合発見初期の症は以下に

その後、判明した症状

無人のフルブレーキ(笑)

以上の症状を考慮した結果、イグニッション スターター スイッチが悪さをしているに違いないと思い込む事にしました(笑)。思い込んだら、早速部品の手配。

イグニッション スターター スイッチ  部品番号:61326901961

【交換作業】

先ず、電源の中枢ですのでバッテリーのマイナス端子を外します(私は外していませんが)。

ステアリングトリムカバーを外します。上部下部にスクリューで固定されています。

経年劣化中につきプラパーツが脆くなっていますので(笑)、一応、優しめに内装剥がしで外していきます。

トリムカバー下部を外すとイグニッション スターター スイッチが鎮座しています。大きすぎて見落とさないようご注意を。

見た感じ、主にトルクスのT-30上部・下部の2箇所で留っています。

ロックは引出して外れます。

下部のアクセスは容易なんですが、上部に関しては短小(笑)のトルクスが有ると作業が楽ちんです。


下部


上部

これで外れると思いきや外れてこないんで悩んでいると、何やら怪しく封印っぽく塗られている所が・・・。

ガリガリと削るとマイナスのイモネジが? ここを緩めるとイグニッションスイッチが外れます。

ここを緩める際に精密ドライバーが必要になります。

新旧比較(笑)。左が新品。

イグニッションスイッチを取付ける際に、微妙に嵌めこみ部が噛合わない際には、一度、キーを回してみたり戻してみたりすると嵌め込み部が噛合います。御注意下さい。後は、いつもの様に逆の手順で組込んで終了です。

【終わりに】

今回はイグニッションスイッチの不都合と思い込んで交換を行い事なきを得ましたが、原因特定するには範囲が大きくそれらを潰して行くとなると…、考えただけでもゾッとします(笑)。

また、イグニッションスイッチによる不具合は多く報告が有るようでして、走行に支障が無い範囲では「ん?何かおかしい?」程度では御座いますが、走行中にステアリングのチルト機能が暴走?し上下したりする場合が有りますので十分ご注意ください。


イグニッションスイッチの不具合は、E39ではよくある症例のようなので、気になる方は早めに交換しておいてはどうだろうか?

末尾ではあるが、いつも詳しい有用なレポートをいただいくコロすけさんに感謝する。



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