2016年2月21日(日)

DD2号 ATF交換 − ATF量の確認

先週、ATFを交換したDD2号だが、ATF温度が高すぎてキチンとATFの量が測れていなかった。その時はATFの温度が70度近くにもなっていたので、きっと今はATFが規定量より少ない状態だろう。そこで、ATFの温度を測った上で、ATF量を調整することにした。すなわち、車体を水平にしている状態で、ATFの温度が35〜40℃の時にフィラー穴ギリギリまでATFが入っている状態にする。

まずは、写真1のようにジャッキアップしてウマをかける。おおよそ、車体が水平の状態だ。


写真1 水平にジャッキアップしてウマをかけたところ

そして、写真2に示す前後のアンダーカバーを取り外す。


写真2 取り外したアンダーカバー

これでATへアクセスできるようになる。ATFの温度はエンジンをかけると瞬く間に上がっていくので、スムーズにATFを追加できるように準備しておかなくてはいけない。まずは、写真3のようにプラスチックの洗瓶にATFを入れておく。


写真3 ATFを入れた洗瓶

そして、写真4のように、ATの下に新聞紙を敷き、ATFが溢れてきても駐車場を汚さないようにしておく。そして、ATのフィラープラグを少しだけ緩めて、すぐにフィラープラグを外してATFを入れられるように準備しておく。


写真4 準備(赤矢印はフィラープラグ)

ATFの温度は、写真5のように車両にPCを接続してINPAで計測する。


写真5 車両にPCを接続したところ

まずは、エンジンをかけてATFの温度を測る。


図1 ATの温度(右下)

エンジン始動直後は18℃だ。これが1分もしないうちに、図2のように21℃になる。


図2 ATの温度(21℃)

これは早めにATFを入れないといけない。エンジンをかけたままフィラープラグを外し、写真6のようにATFを入れていく。溢れるまで、ほぼ400mlぐらい入った。


写真6  ATFを入れているところ

ATFを入れたらフィラープラグを取り付ける。その後、エンジンを止めてATFの温度を測ってみると、図3のように39℃だった。


図3 ATの温度(39℃)

ちょうどいい感じの温度でATFを追加することができた。これでATFの量は完璧だろう。作業後は、写真7のようにパーツクリーナーで周囲に付いたATFを洗っておいた。


写真7 ATFを洗っているところ

最後にアンダーカバーを取り付けてウマから降ろせば作業完了だ。ATF量を調整したDD2号を写真8に示す。もちろん、ATF量を調整しただけなので、外観は何も変わっていない。


写真8 ATF量調整後のDD2号

次回は13万キロぐらい走った時にATFを交換しようかな。



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