2015年7月26日(日)

DD2号 AVインタフェースのインストール − QDIS製AVインタフェース

DD2号にはCCCと呼ばれる統合情報インタフェースが付いており、ナビだけでなくオーディオ、テレビ、電話等の情報を液晶ディスプレイに表示できるようになっている。しかし、この液晶ディスプレイに表示できる映像は基本的にBMW社が提供しているユニットのものだけであり、社外品の装置の映像情報を表示することはできない。

しかし、少し調べると、どうもAVインタフェースと呼ばれる装置を取り付けることで、社外品の装置の映像を表示できるようになるらしい。ということは、社外品のナビやバックカメラの映像を映すことができるということか。これは付けておくと何かと便利だろう。

というわけで、今回は韓国のQDIS社という会社が販売しているAVインタフェースのPIP-BM-STD-V4を購入して取り付けてみることにした。価格は、28,668円(送料込)であった。高いなぁ・・・。購入したAVインタフェースを写真1に示す。


写真1 購入したAVインタフェース

マニュアル類は何も付属していないが、ここ からダウンロードできる。ちなみに、「QVI BMW PIP FOR CCC SYSTEM」のマニュアルをダウンロードすればいい。

さて、インストールの方法だが、基本的にマニュアルの通りに配線すればいい。ただし、マニュアルは結構不親切なので、いろいろと想像しながらの作業が必要だ。まぁ、いずれにしてもコンソール周りの分解からスタートするので、まずは写真2のように養生からだ。


写真2 養生したところ

コンソール周りの分解は、まず写真3のエアコン吹き出し口の間にあるスイッチから。


写真3 エアコン吹き出し口間のスイッチを外しているところ

写真4のようにスイッチが外れたら、その中にT-20(トルクス)のネジがある。


写真4 スイッチを外したところ

写真5のように、このネジを外す。その前に、スイッチのコネクタも外しておこう。


写真5 T-20のネジを外しているところ

E63のコンソール周りは、ここの他にも多くのトルクスネジが使われている。「勝手に触るな!」ってことだろうか。

トルクスネジが取れたら、写真6のようにしてエアコン吹き出し口を外す。


写真6 エアコン吹き出し口を外しているところ

写真7のように完全にフリーになるはずである。


写真7 外したエアコン吹き出し口

次に、写真8のようにエアコン吹き出し口の左右に付いている2本のネジを外す。


写真8 2本のプラスネジ

この2本を外した後、写真9のように、その下のパネル全体を外す。


写真9 パネルを外しているところ

このパネルは下側が外れにくい。思い切って手前に引けば外れるが、斜めに引っ張らないように。パネルが外れたら、写真10の3つのコネクタを外す。


写真10 3つのコネクタ

左のコネクタは、見ての通り、上下につまめば外すことができる。真ん中のコネクタは写真11の矢印のところを押し、グレーの部分を左に倒すと外すことができる。


写真11 真ん中のコネクタの外し方

右のコネクタも、写真12の赤矢印の部分を押し込んで、グレーの部分を右に倒すと外すことができる。


写真12 右のコネクタの外し方

写真13に外したコネクタを示す。この赤矢印の部分が押し込むところだ。


写真13 押し込むところ

パネルが完全に外れたら、写真14の赤矢印で示す4つのネジを外す。


写真14 ナビユニットを固定している4本のネジ

これらを外せば、写真15のようにユニットを手前に引き出せる。


写真15 ユニットを引き出しているところ

このユニットの裏には、写真16のようにコネクタが付いているので、これらをすべて外す。


写真16 ナビユニット裏のコネクタ

このうち、赤矢印の部分は固定レバーになっているので注意が必要だ。

さて、ナビユニットが外れたら、次はディスプレイだ。写真17のようにトルクスネジが2本あるので、それらを外す。


写真17 2本のトルクスネジ

ネジが外れたら、写真18のようにディスプレイを手前側に倒すと、ディスプレイユニットを取り出すことができる。


写真18 ディスプレイユニットを外しているところ

この裏には写真19のように2つのコネクタがあるので、それを外す。右側のコネクタは、エアコンコントロールユニットの真ん中のコネクタと同じ外し方だ。


写真19 ディスプレイユニットの2つのコネクタ

このコネクタのうち、左側のコネクタはAVインタフェースに接続しなければならない。AVインタフェースはセンターコンソールの最下段にインストールするの予定だが、そこまで配線を降ろしてこなくてはいけないので、写真20のように2つのコネクタに接続されている配線のテープを剥がして、2つに分けておく。


写真20 配線を二つに分けたところ

写真20のうち、左側の配線とコネクタを一番下まで降ろしておこう。

さて、ここまで準備ができたら、そろそろ写真21のAVインタフェースの取り付けだ。


写真21 AVインタフェース

このAVインタフェースは、3系統のAV入力、1つのバックカメラ入力、1つのナビ用RGB入力があり、1系統のAV出力も持っている。それらのどれを使うかや、接続するディスプレイの種類等により写真22のようにDIPスイッチを設定しておく。


写真22 DIPスイッチの設定

AVインタフェースと車両の配線との接続部分は、図1の通りである。


図1 AVインタフェースの配線(QDIS社マニュアルより転載、追記あり)

このAVインタフェースにはもちろんACC電源が必要なのだ。センターコンソール近くのACC電源というと、シガーライターの電源だ。ここからACC電源を取るために、写真23のシフトノブのパネルを外す。


写真23 シフトノブパネルを外したところ

これは、後ろ側から外せばよい。これを外すと、写真24のように手前に2か所、前方側に2か所のトルクスネジがあるので、これを外す。


写真24 トルクスネジ

このネジを外せば、周囲のパネルを浮かせることができ、写真25のようにその下にあるシガーライターのコネクタを外すことができる。


写真25 シガーライターのコネクタ

このコネクタの「緑/黄」がACC電源、「茶」がGNDである。ここに接続するために、写真26のように被覆の一部を剥ぎ取る。


写真26 被覆の一部を剥ぎ取ったところ

このACC電源は何かと使い道がありそうなので、写真27のような配線を作成して、4系統のACC電源が取り出せるようにしておく。


写真27 作成した配線

これはACC電源側、GND側ともに4つのギボシ端子が付いており、ここから社外製の装置のACC電源を取ることができる。これを、写真28のようにシガーライターの電源にハンダ付けする。


写真28 シガーライターの電源に接続したところ

もう一方の端は、写真28のように運転席側に出しておこう。写真を撮り忘れていたが、運転席足元のパネルも外している。

一方、AVインタフェースには、K-CANBUS信号も接続する必要がある。E63の回路図をよく見てみると、ディスプレイユニットにK-CANBUS信号が来ているようだ。そこで、写真29のように、K-CANBUS信号の配線の被覆の一部を剥き、そこに配線を接続する。


写真29 K-CANBUS信号

写真29のツイストラインの黄色がK-CANBUS信号Low側、黒色がHigh側である。これもACC電源と同様に、写真30のような配線を作成して2系統まで接続できるようにしておく。


写真30 K-CANBUS信号取り出し配線

これを写真31のようにK-CANBUS信号配線にハンダ付けする。


写真31 K-CANBUS配線へのハンダ付け

そして、写真32のようにAVインタフェースの配線を接続する。


写真32 AVインタフェースの配線を接続したところ

他にも、写真33のように、ACC電源やナビユニットからの映像信号線、ディスプレイユニットへの映像信号線、AV入出力などの配線を接続してみる。


写真33 AVインタフェース配線の接続

そして、写真34のように、ナビユニットの配線も接続してみる。


写真34 ナビユニットの接続

この状態で、映像がディスプレイに表示できるかどうかを確かめてみると、どうやらうまく表示されるようだ。ステアリングスイッチやMENUボタンで表示映像を切り替えることもできる。また、ここで、付属のキーパッドを使って各種の設定もしておく。

うまく映像が表示されることが確認できたら一旦配線を外して、AVインタフェースをセンターコンソール奥の一番下にあるスペースに入れ、ナビユニットやディスプレイユニット等を元に戻す。

写真35は、取り付けようと思っているドライブレコーダを接続したときの映像である。この写真のように、左側にドライブレコーダの映像を表示させながら、右側にナビの画面を表示させることもできる。


写真35 映像表示

AVインタフェースのインストール自体は特に難しいところはなかったが、価格が3万円近くするので購入の際にちょっと勇気が必要かも?


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