2014年7月13日(日)

シフトロック解除ワイヤのメンテナンス − ステアリングロックシャフト折れ対策

先日、ステアリングロックハウジングの中のアルミのシャフトが折れてしまって交換したことを報告したが、その後もイグニッションキーを回すときに少し重い感じが続いていた。これでは、再びシャフトが折れてしまうかもしれない。

イグニッションキーを回すときに抵抗となるのは、もちろんシャフトやイグニッションスイッチの部分もあるのだが、AT車の場合は、シフトロックを解除するためのワイヤ(「インターロックケーブル」とも言う)も大きな抵抗になっている。このワイヤは、イグニッションキーをACCやONにすると、ステアリングロックハウジング内のアルミのシャフトによって押され、ATシフトのロックが解除される仕組みである。

前回のシャフトの交換で、シャフト回りやイグニッションスイッチにはグリスを塗ったが、シフトロック解除ワイヤについては何もしていない。そこで、再びシャフトが折れる前に、シフトロック解除ワイヤのメンテナンスをしてみることにした。

まずは、写真1に示すステアリングコラムの上下のカバーを外す。


写真1 ステアリングコラム

ステアリングコラムカバーを外すと、写真2のようにシフトロック解除ワイヤが見える。


写真2 ステアリングコラムカバーを外したところ

このワイヤーはステアリングロックハウジングに接続されているので、写真3のように13mmのスパナを使って外す。


写真3 シフトロック解除ワイヤを外しているところ

写真4にシフトロック解除ワイヤの先を示す。この先の部分を押し込むとシフトロックがはずれ、シフトをP位置から動かすことができるようになる。


写真4 シフトロック解除ワイヤの先

一方、ワイヤの反対側はシフトレバー側にある。写真5にシフトレバーを示す。


写真5 シフトレバー

このパネルを外すには、まず写真6のようにシフトノブを外す。T型のシフトノブの場合はシフトノブ前方に六角ネジがあるので、それを外せばシフトノブを引き抜くことができる。DD号のようにガングリップに変更している車両の場合は、上に引き抜くだけでいい。


写真6 シフトノブを外したところ

パネルは後ろ側に爪があるので、写真7のようになるべく前方側から持ち上げるようにして外す。


写真7 パネルを外しているところ

写真8にパネルを外したところを示す。シフトレバーの機構が見えるようになる。


写真8 パネルを外したところ

先ほどのシフトロック解除ワイヤを押すと、写真9の位置にあったレバーが写真10のように上方に持ち上がり、シフトロックが解除されてシフトレバーを動かすことができる。


写真9 シフトロック中


写真10 シフトロック解除

シフトロック解除ワイヤは、シフトレバー機構の前方に来てる。写真11のボルトを外すと、シフトロック御解除ワイヤの反対側を外すことができる。


写真11 シフトロック解除ワイヤを固定しているボルト

ワイヤをスリーブごと車両から外してしまおうかと思ったのだが、センターコンソールも外さないといけないような気がするので、今回は断念した。一応、簡易的にワイヤの両側から写真12のようにCRC-556を何度も注入しておいた。本来なら、ワイヤを交換するか、一旦中のグリスを抜いてからグリスを入れなおした方がいいのだが・・・。


写真12 CRC-556を注入しているところ

メンテナンス後は、以前に比べるとイグニッションキーが軽く回るようになったので、ある程度の効果はあるだろう。ただ、劇的に軽くなったわけではないので、イグニッションキーを回すときには、やはり注意しておいた方がいいだろう。でも、いつかは交換したほうがいいのかなぁ・・・。


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