2013年12月5日(木)

E36 インテークブーツ交換とアイドルバルブ清掃 − medama1goさんより

今回も、メンテレポート常連のmedama1goさんより、E36 M44エンジンのインテークブーツ交換とアイドルバルブ清掃レポートをいただいたので紹介しよう。


今回はE34の定番メンテ、インテークブーツ交換とアイドルバルブ清掃のM44エンジン編です。M44エンジンはE36の318i、318is、318ti、Z3に搭載されている排気量1.99Lの直4エンジンです。ただ、排気量と少々の差異を除けばその先代のM43エンジンも同じですので、いくらか参考にはなると思います。

まずはボンネットを開けます。

E34とは違い、後ろヒンジの普通のボンネットです。このボンネット、ラジエータ付近のメンテはしやすいのですが、バルクヘッドの近くは結構ボンネットが邪魔だったり、ボンネットのお陰で手元が暗かったりします。

先日何気なくベントレーを見ていると、ボンネットの項に「Service Position」なる記述を発見。どうやらもう一段高く開口するみたいです。なお、2ドアはちょっと面倒な様です。

やり方は、ダンパーの取り付け部にあるボルトを1本抜きます。

このボルトは車種によって違いますので、要確認です。抜いたら、よっこらせっと持ち上げるだけ。

垂直まではいきませんが、かなり作業がしやすくなります。なお、このサービスポジション、E39でも設定があるようです。E46はSSTが必要なようですが、一応設定があるようです。

え? E34? う〜ん、邪魔だったら外せって事ですかね?(爆)

話を戻して、今回交換するのはこのパーツ。

インテークブーツとバキュームパイプ。

こちらが交換前。

接続部分がひび割れし、ビニールテープで補修してあります。ある程度古くなると、劣化して簡単にひび割れする部分です。ビニールテープでもある程度は何とかなりますが、根本的にはやはり新品交換でしょう。

エアフロとスロットルAssyの間のブーツをバンドを緩めて外します。

中央に先端がひび割れたパイプが見えますね。コイツはどこへ行っているかと言うと、

こんな所。なんとインマニの中、奥の方へとつながっています。

引っこ抜いてみると、こんな奥に接続ピースがあって、ここから4つに分かれてインジェクターへと繋がっています。ですので、この接続ピースに差し込もうと新しいホースを押し込んでも、差し込み口が奥へ逃げるだけで、入る気配も無し。

仕方がないので、インマニをばらします。

はい、バラシました(笑)。

実は、一つチョンボをしまして、Mizney邸にてお手伝いをお願いしながら作業したため、写真を撮っていませんでした。

手順としては、スロットルワイヤーとバキュームホース類を外してから、10mmナット4つを外してスロットルを外し、11mmナット4つと11mmのボルト1本を抜いてインマニの上半分をばらします。M43、M44のインマニは上下2分割に分かれるようになっていますので、上半分だけを持ち上げてやると、奥に隠れていた接続ピースと4本のホースが顔を出します。

インマニの中はブローバイやカーボンで結構汚れていますので、この機会にエンジンコンディショナやキャブレタークリーナーなどで掃除してやると良いでしょう。

ホースの方向を確認して接続ピースに新しいホースを接続し、ガスケット類を元に戻してインマニを元に戻します。

ここでついでですからアイドルバルブの掃除もしておきましょう。スロットルボディからアイドルバルブを外します。

T30のトルクスボルトで取り付けてありますので、十分に注意してボルトを外します。私の場合、ボルトとアイドルバルブ内のスリーブとで固着をしていて、下側のトルクスの頭を舐めてしまいました。仕方がないのでドリルで頭を飛ばしバルブを外した後ペンチでボルトを抜きました。抜いた後はM6x30の普通ボルトに置き換えておきました。

洗浄中はこんな様子。エンジンコンディショナーを吹き付けています。

かなり汚いです。上側の穴、矢印の所に横穴がありますが、ここにアイドルバルブが繋がり、スロットルの裏側にあるエアの流路からインマニへと流れて行きます。

バルブの中もカーボンで真っ黒。

上側に見える銀色の部分がシャッターになっていて、左に見えるモーターで駆動される仕組みの様です。

しっかり綺麗にしたアイドルバルブを組み付け、スロットルボディを元へ戻し、インテークブーツを接続します。

アイドルバルブの下側のボルトが銀色に変わっています(笑)。

テープだらけだったホースの接続部もすっきりしました。

作業の効果ですが、アイドルバルブの清掃が効いたのか、破れかぶれのホース類の交換が効いたのか、定かではありませんが、体感上はやはり絶大なようです。4気筒ですので6気筒に比べれば振動はありますが、それでもはるかにスムーズにアイドリングするようになりました。エアコンONでアイドルアップする状況でも一瞬ブルっとする程度で、それ以上、嫌な振動は続く事は無いようです。

やはりアイドルバルブとインテークブーツ、この車でも侮れませんでした。


アイドルバルブの清掃は、DDがやったときにも効果が体感できた。もちろん、インテークブーツの破れは致命的なのでそれの修理の方が先だろう。

末尾ではあるが、いつも有用なメンテレポートをいただくmedama1goさんに感謝する。


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