2012年7月1日(日)

ホイールロックボルトアダプタの取り出し方 − ピックツールで

E34のホイールボルトには、純正でロックボルトが付いている。1つのタイヤに付き5本のホイールボルトがあるうち、1本だけがロックボルトになっていて簡単に取り外せないようになっている。これは、トランクリッドにある工具箱の中にあるボルトのアダプタがないと通常のレンチではボルトが回らないためだ。写真1にホイールロックボルトのアダプタを示す。


写真1 ホイールロックボルトのアダプタ

ホイールロックボルトを回したいときは、写真2のようにロックボルトにこのアダプタを組み合わせて、17mmのレンチがかかるようにする。


写真2 ホイールロックボルトアダプタを取り付けたところ

メンテ作業をするときにはホイールを外す場合も多いのだが、もちろんこのアダプタを使ってホイールを外さなければならない。だがしかし! このアダプタを使うまではいいのだが、外そうとすると何故かボルトから外れてくれないときが多い。ボルトとアダプタの間には少し隙間があるので、手で触るとカタカタ動くのだが、いざ取り出そうとすると取り出しにくい。なんかいつもイライラしてしまう・・・。

DDは先の細いラジオペンチで取り出していたのだが、このラジオペンチも開く角度が微妙で、うまくアダプタが挟める時と挟めないときがあって、やっぱりイライラしてしまう。

そこで、他の方々はどうしているのかを見てみると、どうやら写真3のようなピックツールを使って取り出している人がいるようだ。


写真3 ピックツール

このピックツールは、先が90度に曲がっており、いろんな場面で使えるので是非揃えておきたい工具だ。

アダプタを取り出すときは、写真4のようにこのピックツールをアダプタの横を通してホイールボルトの穴に通し、アダプタを引っかけるようにして手前に引き出せば、写真5のように簡単にアダプタが出てくる。


写真4 ピックツールでアダプタを取り出しているところ


写真5 ピックツールでアダプタを取り出したところ

これでイライラしな〜い(笑)。

器用な人ならレンチで取り出すことも可能だろうが、DDのような不器用な人間にはこの方法が合っているようだ。アダプタにイライラしている人は、是非試してほしい。



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