2010年8月30日(月)

ステアリングの革張り替え − アクアマリンさんより

今回は、メンテレポートでは初登場のアクアマリンさんより、面白いレポートが届いたので紹介しよう。ちなみに、アクアマリンさんはE36に乗っておられ、メンテオフでは有名人(オフ会のときにいつもジャッキアップしてるから?)である。


17年の歳月が過ぎたアクアマリン号のステアリングですが、状態があまりにボロボロになってしまったので張替えを決意!  黒革での張替えでは面白くないので、内装に合わせた色調で逝くことに。さて、うまく仕上がるのでしょうか?

 

【下準備】

ということで革の専門店へ部材を調達に! 予めシフトのグリップを外して持ち込んだ物と店内の現物とを色合わせして購入した革を写真1に示します。


写真1 用意した革

その他に、革針、糸、目打ち(予め縫い目の穴を開けておく道具)を購入したものを写真2に示します。


写真2 用意した材料

 

【実際の作業】

1 ステアリングを外す

外し方はこちらこちらを参考に。ただし、アクアマリン号の場合は(代替ステアリングも)T25のトルクスで留まってい ましたが...

2 ステアリングの革を外す

革を外すために、長年お世話になった純正ステアリングを抜糸します。抜糸したステアリングを写真3・4に示します。


写真3 抜糸したステアリング


写真4 革の継ぎ目

3 元の革から型紙を起こす

外した革はステアリングの型がついているので、すぐにロールしてしまって扱い辛いが、試行錯誤を繰り返し平面に伸ばしながら型紙作ります。


写真5 丈夫な型紙(笑)

4 革の型取り

できた型紙を使って新しい革に当て型取りを行ったものを写真6示します。


写真6 型取り

5 目打ち

型取った淵から3ミリ位のところに目打ちを行います。目打ち具の種類は目の数、ピッチ等多種にわたますが、今回は直線部用に4つ目、曲線部用に2つ目の2種類の2.5ピッチの物を購入しました。目打ち具と目打ちした革を写真7・8に示します。


写真7 目打ち具


写真8 目打ち後の革

6 淵縫い

革が平面のうちに、目打ちの穴に沿って直線的に縫い上げていきます。

7 継ぎ目

純正と同じ型取りをしたのでステアリング最下部に継ぎ目ができますが、現物合わせをしながら継ぎ目部分を決め、両端の革をカッターで斜めに削ぎます。


写真9 斜めに削いだ物

削ぎ終わったら、表面を重ねて継ぎ目を縫いこみます。


写真10 継ぎ目を縫った物

8 装着(縫いこみ)

先ほどの淵縫いの糸の間をかがるように縫いこみます。


写真11 かがり中

実際には革を伸ばしながら隙間を無くすので力がいるし、手が痛いです((+_+)) 時間的制約もあって、徐々に仕上げていきます(笑)。その状況を写真12〜15に示します。


写真12 ステアリング上部


写真13 ステアリング下部


写真14 ステアリング表部


写真15 ステアリング裏部

9 完成(*^^)v


写真16 右から


写真17 左から

 

【最後に】

継ぎ目が1つの場合、特に型紙取りが重要ですし現物合わせが非常に難しかったです。皆様にド・アップの完成画像をお見せできない程、まだまだ仕上がりに納得出来てないアクアマリンですが、どうかご勘弁を、もしリベンジの機会がありましたらM テクのステアリングみたいにコブを付けてみたいかも? その時は再レポート致します。

また、思いつきで始めたステアリングの張替えでしたが、張替え中に快く代替ステアリングをお貸し頂いたFJTさんとステアリング交換でお手伝い頂いたあるぴな小僧さんに感謝致します。この場を借りてお礼申し上げます。


さすが、アクアマリンさん! 革の縫い目を見てみると非常に綺麗でプロ並みか?と思ってしまう。今度お会いしたら現物を見せてもらおう。

末尾ではあるが、面白いレポートをいただいたアクアマリンさんに感謝する。


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