2009年6月30日(火)

オルタネータの交換 − medama1goさんより

今回は、medama1goさんより、オルタネータの交換レポートをいただいたので紹介しよう。


今回のメンテは私の車ではありません。

「ヤバイ!バッテリーが12V切ってる〜!」

この1つのメールが事の発端でした。

同県の新城市に94y525TR乗りのJohnnyさんと言う方が居られるのですが、先日、朝起きるとその方から携帯にメールが。

とりあえず電話で状況を尋ねると、バッテリーのマークのランプとサイドブレーキの警告灯が点きっぱなしの状態で、後付電圧計の指示が12Vを下回っているとの事。どうやらオルタネーターが死んだ模様。

車台番号からETKで検索したところ、消耗品で購入できるのはレギュレーターのみ。部品番号を調べてディーラーで購入するように指示。翌日の昼には入るとの事だったので、入荷日の夕方、職場の駐車場にてレギュレーターの交換作業を敢行しました。

先ずは状況を確認します。エンジンを掛けてみると、とりあえず普通に掛かります。が、インパネの警告灯が消えません。

充電警告灯だけが点灯しているならば、充電回路の異常なのですが、このようにブレーキ警告灯と同時につく場合はオルタネーターの異常が疑われます。

先ずはバッテリーのマイナス端子を外します。オルタネーターにはバッテリーからの大電流のラインが来ていますので、忘れずに外してください。万一の場合には車両火災も起きかねません。

レギュレーターを交換するには、オルタネーターの背面にアクセスしなくてはなりません。そこで邪魔なエアマス以前の吸気一式と、オルタネーターのエアダクトを撤去します。

この背面のカバーを取ったところにレギュレーターがあるので、カバーを外します。この辺りはboven7さんのサイトに同様の記事がありますので、参照してください。(^^ゞ

このカバーを固定しているネジは、boven7さんの記事によると3本。ところが、内2本は簡単に見つかるのですが、残り1本が見つかりません。

記事をよく読むと「端子の下」との記述が。当然端子の鉛直方向の下には何もありませんから、残るはこの端子の"カバーの"下。

ところが、このカバーがなかなか外れません。仕方ないのでboven7さんに電話をして(お忙しいところ失礼しました)、問い合わせながら、デジカメで探っていたところ、

見つかりました。これです。

このD端子の根元に10mmのナットでカバーが固定されています。B端子は13mm、カバーを固定しているナットは8mmです。

ちなみにこの端子、B端子はバッテリー直結の端子で、エンジン停止時はバッテリーから、エンジン運転時はオルタネーターから常時12V〜14.5Vの電圧が掛かっています。

そしてD端子はキーON時にバッテリーからの電気によりローターを励磁するための端子です。こちらはエンジンが掛かればオルタネーターからの電気によって励磁される仕組みになっています。

キーOFFで+B端子に電圧が見られない場合は、オルタネーターとバッテリー間で断線している可能性があり、キーONで+D端子に電圧が出ていない場合は、オルタネーターそのものが発電していないと簡易的に判断出来ます。

元に戻って(^^ゞ

この10mmのナットをミニラチェットで外します。

ここは通常の9.5sqのラチェットの駒では、カバーと干渉してナットに届きません。ロングソケットなら届くかもしれませんね。

外れたカバーです。

このカバーを外すだけで30分も取られてしまいました。(;´Д`)

カバーを外すと、D端子の奥にもう一つのナットが姿を現しますので、これを外してこじってやれば、オルタネーターのカバーが外れます。

カバーを外したところ。

緑の丸で囲われているのがボルテージレギュレーター。

この矢印のところのネジ2本で固定されています。

さて、外したレギュレーターと新しいレギュレーター、新旧比較してみます。

どうでしょう? 古いほうが減っているとは言え、あまり減っているとは言えない様子です。

BMWの基準では突き出し量の限界値は5mmとの事で、古いほうでもまだ10mm近く残っています。

簡易的に見る方法としては、ブラシに入っているボッシュのマーク。これが削れてきたら交換時期だそうですが、こちらの見方にしてもまだまだ余裕があります。

なんだか嫌な予感がしてきました。:(;゙゚'ω゚'):

とりあえず付けてみて、エンジン始動。やはり電圧計は上がらず、警告灯も消えません。なんと惨敗に終わってしまいました。

仕方が無いので、その場でヤフオクにて中古を探し、現場で本人に確認を取った上で落札。バッテリーは525の75Ahの物よりも535の85Ahの物の方がいくらかでも余裕があるからと言う事で、交換して部品の到着を待つことに。

部品はすぐに手配がついたのですが、仕事の都合で火曜日に交換しようとなりました。しかし、月曜日についにバッテリーがダウン。公共施設の駐車場に留め置きさせてもらったということで、火曜日にディーラーにて私の部品を購入してから急行。

今年の春ごろまで使っていた私のバッテリーの古を緊急用に持って行き、繋ぎ替えて、メンテできるところまで車両を移動。移動したら早速メンテの開始です。

バッテリーのマイナスを外します。

オルタネーターごと交換しますので、先ずはベルトを外します。

テンショナーに15mmのレンチをかけて右回りに回すとベルトが外れます。ベルトが取れたところで、B端子とD端子の配線を外します。

外したら、オルタネーターの上でアイドラーを固定しているボルトを抜きます。

このボルトと下側にあるボルトでオルタネーターを固定しています。レンチのサイズは16mm。

外れたアイドラーとボルト。

このアイドラーには位置決め用のピンがありますので、取り付け時には無理をしないで付けてください。

下側は上側と同じく16mmのボルトで止まっているのですが、こちらは裏側がナット締めになっています。

しかもセルフロックナットになっているので、舐めないように注意してください。本来は再使用不可なんでしょうね。再使用しましたけど(笑)。

ボルトが抜ければ後は、こじって揺すってすれば簡単に外れます。

外すとがらんどうですね(笑)。

さて、新旧というか、旧旧比較?

右側が今までついていたもので、左側が今度つける中古部品。カバーにかかれた金色の文字は、中古部品屋の管理番号らしいです。

どちらもボッシュ製の140Aなのですが、今までついていたものは、ボッシュのコンパクトタイプといわれるもののようです。

プーリー側から見てみましょう。

なんだか、プーリーのサイズが違いますね。ちなみにコンパクトタイプはレギュレータ以外の部品はほとんど出ませんが、もう片方のタイプは、内部部品がほとんど個別で出ます。

もう一つ、今回取り付けるタイプと似たような外見で、ボッシュではなくValeo製のものも有るようですが、こちらもほとんど部品が出ませんので、交換などで選択できるのであれば、ボッシュのコンパクトではない方を選択すると、後々故障時のコストを下げることが出来るかもしれません。

取り付けは取り外しの逆ですから、いたって簡単。

ただし、上の画像でもあるとおり、プーリー径が変わっていますので、ベルトの取り回しが大変でした。アイドラーをくぐらせようとするとどうしても届かず、アイドラーの上側を通そうかと、一時は真剣に考えたのですが、いったんアイドラーを外してベルトを掛け、上から押さえるようにアイドラーを取り付けすれば、問題なく収まることが分かりました。

後は外したインテークにエアダクト、バッテリーの配線を元に戻して完成。

大きさこそ大きくなったものの、意外と収まりもいいようです。

 

交換後は警告灯も消え、電圧も13.5V付近で安定と上々の様子。ただ、取り付け前に確認したところでは、ブラシ残りが6mm強なので、近々ブラシの交換をしてやるほうが後々のためにも良さそうです。

また、プーリーのサイズが55mmから61.8mmに拡大していますので、オルタネータの回転数が若干ですが下がっていますから、この辺りはブラシの長寿命化にはプラスに作用しそうです。

今度は自車の水周り。サーモ故障でオーバーヒートしたので、早く直さなくては...


結局、原因はオルタネータだったようだ。

末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただいく medama1goさんに感謝する。


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