2008年3月31日(月)

燃圧レギュレータの交換 − medama1goさんより

今回は、常連medama1goさんより燃圧レギュレータ交換のレポートをいただいたので紹介しよう。


以前、オートメカニックという雑誌の記事に、走行距離の伸びた軽4のオーバーホール記事がありまして、その中にフューエルプレッシャーレギュレータ(燃料圧力レギュレータ)に関する記事がありました。

思い出しながら書いてみると、

その車両は、どうもリッチ方向に燃調がずれているらしく、改善するために燃圧を測った所、若干高めであった。新品のレギュレータを取り寄せ、燃圧を測ってみると、適正圧であったことから、レギュレータは古くなると燃調がリッチ方向へずれるようだ。

といったような内容だったと思います。

ここで軽4とE34の違いは有りますが、レギュレータの形状も似ていることだし、こちらも古い車体、一度交換してやろうと思い、チャレンジしてみました。

今回輸入した部品の数々。

一番左、まるで囲ったのがレギュレーター。あとの部品はブレーキのシールキット。後はここには写っていない大物が1点。これはまた後程。

作業は先ず、エンジンルーム右側のボックスの蓋を開け(プラスビス4本)、この矢印の先にあるリレーにアクセスできるようにして、エンジンを始動。

エンジンが掛かったら、先ほどのリレーを引っこ抜きます。

これは燃料ポンプリレー。当然抜いたらポンプが止まりますので、ガス欠状態になり、エンジンは止まります。これを忘れると、燃圧が掛かったままの状態になりますので、配管類を外したとたんに、ガソリンが吹き出ることになります。

交換するのはこいつ。

真ん中に写っている、黒い円筒形の物体です。上のバキュームホースを丁寧に抜き取り、下のクランプを外してリターンホースを外します。あとは、両脇にあるボルトを抜いたら、左右に揺すりながら捻りながら引き抜きます。

抜いた所がこちら。

矢印の所に古いOリングが残っている場合がありますので、残っていたらドライバーなどで取り出してください。

この矢印の下に見える穴は、インジェクターに燃料を供給しているラインです。ここから圧力の掛かったガソリンが出てきて、上のバキュームホースからの負圧に応じて余分なガソリンが下のリターンホースへ戻っていくという仕組みです。

こちらは新しいレギュレータ。BOSCH製ですね。

隣にあるクランプは、リターンホースのもともとのクランプが一回使いきりのため再使用が出来ないので、こちらの普通のタイプのクランプに交換します。

また、リターンホースは劣化してクラックだらけですので、扱いには十分注意してください。しかし、これが後に落とし穴になろうとは...

新しいレギュレータを組み付け、配管を接続し、いざエンジン始動!

始動良し、アイドリングよし、取り付け状況よ...

あれーーーーーーーーー! ガソリン漏れてる!!!!

なんとリターンホースの今回外さなかった側(外さなくてもクランプは緩めている)のクランプの下に、ポタポタポタポタと結構な勢いでガソリンが漏れて来るではありませんか!

とりあえず、一度リターンホースを外し、洗剤で洗い脱脂後、液体ガスケットを外側へ塗り、シリコンテープで補強。

なるべくおくまで差し込んで、無理やりクランプで固定して、とりあえず漏れは止まりました。

が、余りにも心もとないので、近所の修理工場に純正部品を発注。これがホースだけではなく、クランプとセットで無いと部品が出ないという極悪仕様。

本当は汎用の耐圧ガソリンホースでお茶を濁そうと思ったのですが、入手ルートがなく、断念しました。

で、届いたのがこちら。

これだけのもので、約4000円もします。とりあえず仮止めして、

このクランプの頭の部分がねじ切れるまで、5mmのレンチで締めこみます。

1回使い切りというのは腹が立ちますが、ねじ切れる事で適正トルクの管理が出来ると考えれば、これはこれでありがたいのかもしれません。

ねじ切った頭。

ソケットの駒からなかなかでてこないので、六角レンチで押し出しました。

こちらが燃料漏れを起こしたホース。

実際には、表面のクラックからというよりも、新車当時から付いていた癖が仇となり、一度クランプを緩めて締め直した時に出来た若干のずれに対応できず、そこから漏れたのが真相のようです。

いずれにせよ、こういったゴム部品が絡む部品交換は、周辺のゴム部品や樹脂部品の交換も視野に入れて交換するほうが、良い結果が得られることが分かりました。

肝心のレギュレーター本体の効果ですが、エンジンの始動、アイドリング、発進、巡航の全てにおいて、スムーズになりました。もっとも、計測機器を使用しての結果ではないですので、「気のせい」かもしれませんが。

今回の部品代です。

購入部品 P/N 価格 摘要
燃圧レギュレータ 13 53 1 722 040 $72.75 ペリカンパーツから購入
フューエルホースキット 13 31 1 748 689 3,843円 整備工場取り寄せ

やはり、特殊クランプを2個含むとはいえ、ホースキットは高いように思います。


そういえば、DD号も燃圧レギュレータを交換していない。交換する必要はあるのだろうけど・・・。

末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただくmedama1goさんに感謝する。


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