2006年9月21日(木)

リアドアロックアクチュエータの交換 − といさんより

最近メンテネタの多いといさんより、またまたレポートをいただいたので紹介しよう。今回はリアドアロックアクチュエータの交換だ。


ここんとこ二ヶ月くらい前からでしょうか、右リアドアのロックが動いたり動かなかったり気まぐれな状態が続いております。症状はリアドアからアクチュエータ(モーター)の動作音が聞こえたり聞こえなかったり、右リアドアロックだけ遅れて動いたり、ドアロックピンの押し引きが硬くなったりしました。

開錠しないのは手で開ければいいのでそう問題にはなりませんが、施錠しないのには困りものです。何度か閉め忘れている事に後で気づいて冷や汗をかきました。(^^;

こんな事態を予測してかしないでか、メンテオフにゆきみちさんが来られた時にドアロックアクチュエータを譲っていただいておりました。ドアロックがおかしいのはドアロックアクチュエータが悪いのか他の原因なのか不明だし、中古部品なので動く保証もないのです。

しかし、原因を絞り込んで行くしかないのでとにかくバラしてみる事にしました。

内張り外し工程は省略です!

ドアロック部分を裏側から覗いて見ましたがアクチュエータらしき物が見当たりません!?

いや! コネクタの先に何やら白い部品が見えます! しかし、しかし、このままでは手が入らないのでどうしようもありません。ではドアロック部分をはずしましょう〜

ドアロック部分は画像の見える2本のトルクス30で留まっているようなのではずしてみます。しかしドアロックは動きません…

ウェザーストリップに一箇所変な形の場所があります! めくって見るともう1本のトルクスネジがありました〜 これもはずすとドアロックが落ちてはこないもののゴソゴソと動き出しました。

ここで抜いたネジを見てみると最後にはずしたネジだけワッシャがなく変な段が付いてました。なぜなんでしょ? 理詰なジャーマンカーですからきっと理由があるに違いありません! もしご存知の方がいらしたらお教えください。ペコリ(o_ _)o))

ドアロックをゆすってもまだアクチュエータの固定部分に手が届かないのでドアロックノブへのリンケージをはずします。ここはプラスチックのネジでした。

ネジを抜いて白いリンケージ部分を引っ張ると抜けました。そしてやっとドアロックが落ちてきました。

次はアクチュエータのコネクタですが、黒いコネクタに湾曲した溝が2本見えますね? その中のグリーンのポッチを溝の上方にスライドさせるようにコネクタ側を動かすとコネクタが抜けます。最初は固着していましたが少しこじるとスルっとはずれました。

さーやっとアクチュエータが出てきました。ヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ

ずるずると引っ張り出してアクチュエータの裏側に固定しているツメをはずすべく押し込みます。

は、はずれました! アクチュエータを持ち上げるとドアロックとの結合部が見えます。

はずしたアクチュエータと中古部品を比べて見ます。紙のラベルがある方が車輌に付いていたものです。どうやら交換歴があるようですね〜(何度目だろ…)

んんっ!!何だか裏側の溝が違います! 交換しようとしているアクチュエータには溝が足りません… このままでは取り付けできないのでは!? 仕方がないので裏側の部分だけを交換する事にしました。

外側のカバーをはずしても中の形状は同じようです。

ドライバーでこじてさらに分解です。

はずして比べても特に違いはないようです。

組み立てて完成!

逆の手順で取り付けます。

あれれ!??? 違いを気にしてた溝はアクチュエータ固定には何も影響ないではないですか… (´・ω・`)ガッカリ・・・潔く戻します。そして再び組み付けて完成!

他の部分を元に戻して動作確認です。ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノ バンザーイ♪かなり快調に作動しております!

そう言えば調子の悪かった時はロックノブが一番したまで落ちきらず少し浮いたような状態だったような…(ーё一)キノセーニャ?

今は前と後ろのロックノブの高さが一緒です。調子が悪かった時でもちゃんと動いてる時もありましたので、完治とは言えませんがしばらく経過観測です!

ドアの内張りの中の作業ってブチルゴムがベタベタで毎度こんな手になりますよね? 私だけ?


確かにドアの内張の中の作業は手がブチルゴムでベタベタになるなぁ・・・。爪の間に入ると取るのにかなり苦労する(苦笑)。

末尾ではあるが、いつも面白いレポートをいただいく とい さんに感謝する。



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