2006年2月24日(金)

フロントドアロックの修理 − こんなところに原因が

最近、寒い日になると運転席側のドアロックが不調である。具体的には、車を降りてリモコンキーでドアをロックしても、運転席側のドアがロックされない。この現象は寒い日にしか起こらず、暖かい日には問題なくドアがロックされる。

もしかすると、ドアロックアクチュエータが壊れかけているのかもしれないと思い、とりあえず運転席側のドアの内張を剥がしてドアロック部分を見てみることにした。運転席側のドアロックは、「運転席側ドアロック修理 − う、内張りが・・・」で修理したのだが、同じ現象が再発している。

とりあえず、写真1のように運転席側の内張を外してみた。内張の外し方については「ドア内張りの外し方 − フロントドア編」を参照して欲しい。


写真1 ドア内張を外したところ

ドアロック機構はスポンジの中にあるので、写真2のようにスポンジも外してみる。


写真2 スポンジを外したところ

写真2の赤矢印のところをよく見ると、なんだか黒く汚れている。写真3に赤矢印部分の拡大写真を示す。


写真3 赤矢印部分の拡大

どうやら、スポンジをドアに留めておくためのブチルゴムが付着しているようだ。ブチルゴムは粘性と接着性があるもので、これがドアロック機構に付着しているために寒い日にはブチルゴムが固くなってドアロック機構がスムーズに動くのを邪魔していたようだ。

どうやら、これが原因だったようだ。そこで、写真4のようにアルコールでブチルゴムを綺麗に拭き取った。


写真4 ブチルゴムを拭き取っているところ

さらに、スポンジ側に付いているブチルゴムも拭き取っておいた。写真5に綺麗になったドアロック機構を示す。


写真5 ブチルゴムを拭き取ったところ

さらに、これがスムーズに動くように、写真6のようにスプレーグリスを塗っておいた。


写真6 スプレーグリスを塗っているところ

後は、スポンジやドアの内張を元に戻せば修理完了である。修理後は、もちろんドアロックの不良はなくなったが、心なしかドアロックがスムーズになったような気もする。「ドアロックがスムーズ」って???(笑)。きっと気のせいだろう・・・。

寒い日になるとドアロックが不調になる人は、まずこのあたりをチェックしてみてはどうだろう? 貴方のことですよ、FANATICさん!(笑)



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