2005年3月17日(木)

Mスポ革シートの塗装 − 北海道のおくさんより

今回は、「北海道の剥ぎ取り隊長」こと、おくさんより、Mスポーツシートの塗装補修のレポートをいただいたので紹介しよう。


革シートの補修と色替え

いつもの如く某オークションを徘徊していたら、純正Mスポーツシートを装着しているように見えるE32の735を発見しました。これはと思い、早速連絡し、出品者の方に詳細な写真を送付していただきました。

剥ぎ取り前のシートの状態・・・


写真1


写真2 左側(元運転席)

シートバックのサイドサポートの部分が、2箇所破れて穴が開いている・・・


写真3 


写真4 右側(元助手席)

とりあえず、状態は良いかな・・・

なにはともあれ、価格の問い合わせをしたところ、一般的な(?)Mスポーツシートの売買価格からはありえない安価を提示され、俄然ヤル気になりました。

ヤル気にはなりましたが、問題はその破れた穴2つと、そもそもシートの色・・・ 私の車は、内装は黒基調です。


写真5 私の車の内装

これにどうやってこのシートを付けるか・・・? 普通は張替えをするしかないでしょう。しかし、それでは(私にとっては)莫大な費用がかかり、中古で、しかも爆安でゲットする意味がない・・・

何とか違う方法でこのシートを利用する手はないものか? しばしネットを探し回り、そこで一つの方法を発見しました。


写真6 テロソン社 「染めQ」 

どうやら普通のスプレーと異なり、革などにも抜群の密着性を誇る、らしい・・・

使用インプレを探しましたが、バイクのシートに使用されている方が多く、車のシートにもいけそうな感じでした。

リヤシートをベージュに塗装して、憧れのタン色内装というのもアリか?!と一時本気で考えましたが、どのみち前シートはなにがしかの補修が必要だし、黒く塗るなら多少失敗しても分かりづらいだろう(笑)ということで・・・

また、以前ミッチョさんがMステアリングの補修で使用していた革用パテも近所で手に入りそうだし、これで穴を補修して、染めQで黒く塗装!

方針は決定しました。そして翌週には・・・ベージュのMスポーツシートは津軽海峡をドンブラコと渡ってきたのです。


写真7 シート到着

さて、厳重な梱包をバラしてみると・・・


写真8 左側(元運転席)


写真9 シートバックのサイド部分の穴

穴のなかに革の切れ端を入れ、革用ボンドで貼り付けたあとの写真です。


写真10 座面のサイド部分

結構ひび割れてひどい状態だなぁ・・・


写真11 右側(元助手席)

こっちは、とりあえずパテは入れなくてよさそうだなぁ・・・

さて、早速作業を開始します。

まず破れの修理をしました。写真9のところで触れましたが、まず革の切れ端を中にいれボンドで貼り付けます。

そうしてパテの下地を作り、おもむろにパテを塗ります。

同時にひびのひどい所は、#240のサンドペーパーでわしわし削ってしまいます。ひびの上からパテを盛っても、すぐにパテがひび割れてしまうからです。

皮の表面を削ってしまうのはちょっと抵抗がありますが、どうせパテを盛ってしまうのですから・・・思い切りよく! 穴を開けてしまわないように注意します。その後パテをもりもり。


写真12 ミッチョさんも使用した革用パテ

このパテ、一応説明書きには数時間で乾燥すると書かれているのですが、作業の都合もあり、じっくり数日乾燥させました。

その後、#400のサンドペーパーで砥ぎ、何となく滑らかにします。


写真13 シートバックのサイド部分

少々凸凹していますが・・・ 素人修理だしOK!(笑)


写真14 座面のサイド部分

まあまあです。

さて、いよいよ塗装の準備をします。


写真15

塗りたくない部分のマスキングをしました。また、下のほうのプラスティックの部分にはバンパープライマーを塗布してから塗装します。いきなり塗装するとあとでパリパリ剥がれてくる(らしい)。


写真16 バンパープライマー

塗装の最中は、、写真を撮る余裕がなく(笑)、塗り終わりの状態です。


写真17 塗装完了

塗装のポイントとしては、

ちなみに今回、シート1脚で染めQを2.5本使用しました。一応6本用意しましたが、5本と少々で満足のいく塗りあがりとなりました。

シートバックのサイド部分のアップです。


写真18

少々凸凹していますが、シートバックを立てれば殆ど気が付きません(笑)


写真19 座面のサイド部分

パテの塗ったところと塗っていないところの境目がやや気になりますが、座ってしまえば殆ど気がつきません(爆)

この染めQ、かなり乾燥するのが早く、塗装後小一時間でもう触ってもへっちゃらなくらいに乾いてしまいます。そうなれば、一気に取り付けちゃえ〜!


写真20 車両取付後前側


写真21 後側

どうです、この写真うつりのよさ!(笑)

いや、結構良い感じで仕上がりました。言わなければもとベージュであったことは気が付かないくらいです(現に、初めて横に乗せた人には塗り替えの件は話しませんでしたが、一向に気づかれませんでした(笑))

ちなみに取付時も特に写真がありません(笑)。もうシートを取り付ける頃はあたりも暗くなってきており、私は必死の形相で作業をしていたことでしょう。

私の車は'90 525ですが、シート下のカーペットをめくると、ちゃんと左右とも電源のコネクターが隠れていました。もちろんはめるだけで動作OK! (動作に関しては、何点か不具合がありましたが、それに関しては今回は触れません・・・ しばらく修理しない予定なので(笑))

あとは、染めQがどの程度の耐久性をもっているかがポイントです。それはこれから段々分かってくるでしょう・・・

2日間乗った限りでは、殆ど剥がれてきませんでしたが、座面のしわの部分が少々パリパリ来ています。これは後ほど、革靴用のタッチアップ塗料で補修します。

以上で今回のレポートを終わります。

※今回の作業で用意した材料(シート含む)

費用は合計で3諭吉程度で収まりました。

染めQは1本2漱石前後で売られております。今回6本用意しました。あとは、革用パテとプライマー位・・・

ということはシート代は?!  うへへ。。。


合計で3諭吉程度って・・・。塗装類を買ったら、ほとんど残ってない! ということは、・・・・・ 爆安!?

末尾ではあるが、いつもメンテレポートを提供していただく北海道の剥ぎ取り隊長こと、おくさんに感謝する。

でも、北海道以外からも剥ぎ取ってくるとは・・・、恐るべし・・・(笑)


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